最後のFATE(フェイト)

ブリスベンは本日、春を通り過ぎていきなり夏のようでした!
ところが、先週末はFATE(正式名:School FATE=スクール・フェイト、学校の催し)の日だったのに、こんなガッカリ天気でした。
雨のFATE
・・・大雨。(T_T)

屋内展示もありますが野外に重きを置いた催しなので日本だったら雨天順延になりそうなところですが、ブリスベンには、そんなチョイスはありません。(-_-)

本年度で小学校を卒業する娘にとっては、そして私にとっても、今年は最後のFATEでした。
学校だけでなく近所中を巻き込む催しなので来年も覗きに来るかもしれませんが、主催する側に立つのは今回が最後なわけで、やっぱり何か感慨深いものがありました。
これで13回目のFATEでしたが、こんなに雨が降った中で行われたのは初めての体験です。
「いい思い出」かどうかはわかりませんが、忘れられない一日となりました。(-_-)

さて、

今回も昨年に引き続き、ケーキ・コンテストがありました。
今回は家で作ってくる形式となったので、子どもがメインとは言うものの、ほぼ親子参加です。
ちょっと張り切りましたが、見事玉砕しました、てへっ。w

入賞作品は、こんな感じのです。
ケーキ・コンテスト入賞作品
おわかりになりますか?

コモドオオトカゲじゃないですよ。
トカゲじゃありません
ドラゴンです。

今回のFATEのテーマは「中世」でした。
ケーキ&クッキー対決のテーマも当然「中世」です。
しかも今回は内容が偏らないように、クラスごとに、作るケーキの割り当てが決まっていました。
娘のクラスは「チョコレート・ブラウニー」です。
「チョコレート・ブラウニー」でどうやって中世を表現するか???ものすごく難しいお題でした。

今回は、親子製作のせいか、衝撃を受けるような毒々しい色合いの作品は、昨年に比べると少なかった気がします。

・・・が、それでも、

真っ赤なお城の塔
真っ赤な塔のお城とか、

水色のケーキ
ねんど細工のような色合いのアイシングのせケーキとか、

お菓子のお城
「全部食べられる」と聞いても食欲がわかない色合いのお城とかがちらほらありました~。

ケーキはコンテストと販売を兼ねていて、売り上げは学校への寄付となります。
ケーキ・コンテスト

こんなケーキもありました。
キャラメルのケーキ
キャラメルのお城~。

12ドル、と値段がついていましたが、お菓子の高いオーストラリアでは、たぶん材料費のほうが高くついてるんじゃないかという気がしました・・・

ドラゴンは大人気で、こんなリアルなドラゴンが描かれたケーキも。
ドラゴンのケーキ
私は最初、血を流しているところかと思ったのですが、よく見たら火を噴いていました。
でも、こんな芸術的なドラゴンなのに、このケーキは入賞していませんでした。

その近くで入賞していたドラゴンがコレ。
カエルじゃありません
ケーキの評価というより、箱の創作がんばったで賞、という感じのほのぼの系です。
審査員の基準がどこにあるのかいまいちわからない審判でした・・・

これは私の家の近所に住む、口は悪いが料理は上手な日本人母とその娘の作品。
美しいクッキー!
パッケージが美しく、みんな歓声をあげていましたが、いまいち中身が見えなかったせいか、入賞を逃していました。

中はこんな風になっていたんです。
クッキーの中身
すげー!

そして私たちチームの作品はコレ。
チョコレート・ブラウニー
パッケージ後の写真は撮り忘れました、てへ。w

このブラウニーは、大震災へのチャリティー・バザーを開いたときにお手伝いしてくださった方にレシピを教えていただいたものです。
本来はブラウニーには飾りつけはしないのですが、「中世」をイメージして(笑)デコレートしてみましたー
今回のコンテストに味のチェックがあったら入賞間違いナス!の作品だったんですが、そんなものはなく、残念でした・・・

でも、あっという間に売れていって、ささやかながら貢献することができました(と、いうか、チョコレート・ブラウニーは大人気で、娘のクラスの作品は全てすぐに売れてしまったんですけどね。笑)

で、メインである、野外でのイベントですが、、、

FATEは学校の催しとは言っても、事前の準備はみんなで行っても当日の参加は強制ではなく自由です。
学年ごとの演目はあるものの、参加しなくてもかまいません。
そんな中で、友達とわいわいやるのが好きな娘には、今回は4回の出番が控えていました。
一つ目はクワイア(合唱団)、二つ目は学年の演目、三つ目はチアリーディング (日本ではチアガール?)、そして4つ目はジャズバンドです。

1つ目の合唱は、割と滞りなく終わりました。
ところが、2つ目の学年での演目は、二人一組になってのものだったのに、娘のパートナーは「雨が強くなったから」と家に帰ってしまい、パートナーがいなくなったので娘も出れなくなりましたorz

3つ目のチアリーディングは、事前に「30分前に集合」といわれていて、そのときにユニホームを手渡すということだったのに肝心のコーディネーターがなかなか来ず、出番の5分前にようやくユニホームを渡されて、慌てて着替えるというどたばたぶりでした。
おまけにステージが雨で濡れてつるつると滑りやすくなっており、子ども達はびびってしまい思い切った演技ができず、なんだかシケた発表となりましたorz

野外ステージは、大雨が降ると披露する方も大変ですが、見学するほうはもっと大変です。
野外ステージ
とほほ・・・(T_T)

そして4つ目のジャズバンドですが、

これは学校がとても力を入れていて、本番では市民楽団の人とセッションするということもあって、失礼があってはならないと、事前の練習もずいぶん前から熱心に行われていました。

ところが、

いよいよ演奏に入る!という直前に、大雨に拠りまさかの停電!
真っ暗け
あれこれと試みたものの復旧できず、「楽譜が見えないから」ということで、とうとう中止になっちゃいました~orz

その後雨は止んだものの、校庭は水びたし。
水溜り
フィナーレを飾るはずだった花火大会も中止となってしまいました。

子どもらはさぞガッカリしているかと思いきやそうでもなく、その分移動遊園地で遊べるヽ(^o^)丿と喜んでいました・・・

実は事前に大枚はたいて乗り放題チケットを購入しており、こんな雨じゃモトは取れないな・・・と思っていたのですが、雨降りでどんどんと人が減って行ったので、いつもの年よりもたくさん乗れたみたいです。(笑)

娘が特に楽しみにしていたのがコレ。
移動遊園地の乗り物
Dominator(ドミネーター=支配者)、という名の乗り物です。

チャチな作りなのですが、その「チャチ」さが本来の意味とはちょっと違った感じの怖さをかもし出しています(><)
いつもは長蛇の列なので、演目に出番が多いと並んでいられなくて乗れないのですが、今年は娘は3回も乗ることができました!

では、ドミネーターの怖さを動画で堪能してくださいー。

乗り物の横に小さな小屋があってそこで始動スイッチを入れているのは知っていましたが、今年初めてオットに言われて気がついたのは、スピードや回る方向も、おっさんが子どもらの様子をみながら調節していたことでした。
子どもらのノリがいいと時間も長かったりもするのですが、列が長くなってきたりおじさんが疲れてきて面倒くさくなってきたりすると、適当に短い時間で終わってしまっていました^^;

ちなみに翌日はこんなにいいお天気でした・・・
翌日の天気
一日ずれていたらよかったのに、とほほ(T-T)
でも、娘は楽しい一日だったようなのでめでたしめでたし(かな?)!

最後のFATE(フェイト)” への8件のフィードバック

  1. Roo

    ケーキンコンテスト、残念でしたね。
    それにしても、毎回、食べるのが躊躇われる色のものが
    結構ありますよね(^-^)

    Dominator、コワ~イ!
    おじさんが気分で操作するってところもオージー風でしょうか(^^;)

    • KYO

      ▼Rooさん、

      日本も最近「えええっ?!」って色合いの食べ物を多く見かけるようになった気もしますが、紫と深緑の組み合わせなんて食べ物を手作りしようなんて時代はなかなか来ないんじゃないでしょうか・・・(遠い目)

      おじさんですが、気分もなのですが、怖がってたり酔いそうになってる子どもを見つけたら即終わりにしているようでした。
      普段は長い列を並んでから乗るので、短いと損した気持ちになりそうですね^^;

  2. づみ

    最後のフェイトが悪天候で残念でしたが、それなりに娘さんたちも楽しめたようでよかったです。

    ケーキ、入賞できず、残念でした
    にしても皆さんすごいですね〜。
    実物見たいです

    • KYO

      ▼づみさん、

      悪天候にも関わらず、売れずに残ってしまったのはアイスクリームのみという快挙で、寄付金もたくさん集まったと学校からお知らせがありました。
      よかったー!(^^)!

      私もぜひ、づみさんに実物を見ていただきたいです…
      写真よりも実物のほうが迫力というか、破壊力みたいなものがあります。(笑)

  3. たいゆう

    ケーキにあんなに高い塔が立っていたら、どうやって食べようか考えますです~~。綺麗な水色のケーキって何味なんだろう?ソーダー味??ってケーキの前で考え込むかもです。でも皆さんアイディアが素晴らしいです。ケーキが沢山並んでいる光景が楽しそうです。・・・・・というか、去年のケーキの話題から早一年と思うと驚きです。

    • KYO

      ▼たいゆうさん、

      色が変わっても味が単一なのがオーストラリア式です!(笑)
      ソーダ味=水色というイメージは、ブリスベンのガキんちょには無い気がします・・・

      ホント、一年が経つのは早いですよね。涙が出そうです。(T_T)

  4. TAMA

    しゅげーね!>Cママのクッキー 中身がよく見えなくて買わなかった人は損したね。

    各種ケーキの飾り付けもそこはかとなく上品に見えてしまった私は毒されておりますな。

    しかし、娘最後のFATE、雨とはいえ、しっかりモトを取ったようで何よりです。それより、もう小学校最後!?というところに衝撃を受けました。そっちは確か小学校が早く始まって早く終わるんだっけ。

    • KYO

      ▼TAMAさまm(__)mハハーッ

      ケーキの飾りつけでございますが、今回気づいたのは、賞を取れるようなのは原色ハデハデのものなんだけど実際売れるのは地味目のものからなんだよね・・・^^;
      そういえば、ブーの作るクッキーもファンがいるとおっしゃっておられたよね。
      ってことは、合衆国でも原色がウマそうって感じる人ばっかりじゃないような気がするんだけど、うーん、でも、原色でないとお菓子を食べた気がしない層も厚いってことなのかな。
      うーんうーんうーん。。

      小学校ですが、ブリスベンでは始まるのは5歳からと早いんだけど学年は7年生まであるので、終わるのは日本の6年生と同じ12歳でございまつ。
      この後、日本の中学生に当たる学年が2年しかないので高校を卒業するときにはまた日本より1年早くなってしまいますw

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