ブリスベンの学校は、全州的(?)に夏休みに入りました。
夏休みに入ったとたんに、夏らしい日暑い日もちらほらとあるようになりました。
でも今日も曇り空で時折雨です。
で、
あっという間に夏休みに入ってしまったので、書きそびれたままの娘の小学校での話を書きます。
ある日の学校の帰り道、娘が
「船長の衣装を作って!」
と言いました。
話を聞くと、『オーストラリアの歴史上の人物の幽霊に扮し、自分の人生での偉業をみんなに語る』という発表会がクラスで行われるというのです。
娘に割り当てられたのは『船長』だそうです。
私の脳裏にまず思い浮かんだのは、パイレーツ・オブ・カリビアンとかピーターパンに出てくるみたいな【アイパッチにかぎ爪の手】でした。
しかしそれを聞いた娘は
「それじゃ海賊でしょ!船長だよ、せ・ん・ちょ・う!!」
と大激怒でした^^;
娘に割り当てられた『船長』は、『マシュー・フリンダース(Matthew Flinders)』だそうです。
開拓時代から長い間女性不足が続いて男社会だったオーストラリアでは、入植初期には『女性の偉人』というのがほとんどいません。
なので、娘に割り当てられたのも【男性】です。
・・・と、言われても、オーストラリアどころか日本の歴史すらおぼつかない私には、誰なんだかさっぱりわからないので、帰宅後にネットで検索してみました。
実はこの方、オーストラリアでは(というか世界的に)超有名人で、Wikipediaでも日本語のページがありました。
それに拠ると、
『オーストラリアには彼を讃えた像が多くあり、ヴィクトリア女王に次いで2番目の多さ』
というくらい人気者だそうです。
そう言われてみれば、ブリスベンでも【フリンダース】の名はよく耳にしてました。
それがこの人だったのです。
そしてマシュー・フリンダースとはいったい何をした人か?というと、かいつまんで言うと
『イギリスの航海者、海図作成者。史上最も優れた航海者の一人で、オーストラリア大陸を周回し、”Australia(オーストラリア)”という名前を使う事を勧めた。』
だそうです!
と、いうわけで、ネット上でみた肖像画を元に、コスプレ衣装製作開始です。
オットの厚手の冬のシャツのボタンを取ってキラキラのものに付け替え、黄色のバイアスでふちをくるみます。
・・・のつもりが、
「えぇぇー、黄色?!黄色じゃないよ、金色なんだよ!」
と娘からいきなりのダメ出しがorz
いったん製作を中止して買い物ついでに材料を探してみると、ちょうどクリスマス時期なので、金色グッズはあふれていました!
気を取り直して、一部作り直し。
材料は、クリスマスの室内デコレーション用の房と、クリスマスプレゼント用の金色リボンと金色の包み紙、そして両面テープ。
で、出来上がったのはコレ。
いかがでしょうかー?
バイアスを針と糸で縫いつけるよりもずっと早く出来上がりました!
洗濯もアイロンがけもできませんが、一度しか使用しないので、まぁいいでしょう。
・・・と、思っていたのですが、
予想以上のできばえwで先生に大変喜んでいただき、後日、全校生徒の前での寸劇衣装としても使用されることになってしまってそれまでシワを作らずに保存しておくのが結構大変でしたとさ!
で、その『全校生徒の前での寸劇』が先日行われまして、その会の後に例の『スクールリーダー』の発表がありました。
残念ながら、娘は落選でした(;_;)
でも、娘自身は、「あーよかった、これでスクールキャプテンの演説をしなくて済むね!」とあっけらかんとしたものでした^^;
スクールリーダーには、娘のクラスでは女子のほぼ全員が立候補していましたが、合格したのは一人だけでした。
なんでこの子が落選?!というような子もいて、先生の基準がよくわかりませんでした。
ちなみに娘のクラスのうち、男子で立候補したのはたったの2人です。
他のクラスでも大体似たような比率で、男子の立候補者は極端に少なかったんです。
でも、娘の通う小学校では『スクールリーダーは男女半々づつ』と決まっているので、激戦の女子に比べて男子は立候補さえすれば割りとラクに当選してしまうことになり、なんだかすごーく不公平な感じがしました。
・・・と、娘に言ってみたら、
「でもさー、男子にもチャンスはあげないとね」
ですって(* ̄∇ ̄*)
マシュー・フリンダースも、たった200年後のオーストラリアの女の子たちがこんなに強くなっていることなんて、きっと夢にも思わなかったでしょうね(笑)
オーストラリアの男の子も草食系男子なんですかねぇ
▼マキチャンズさん、
あはは、ブリスベンにはまだ「草食系男子」というコトバはありませんが、そうかもしれないですね〜。
KYOさん、ナイスです!
この衣装、素敵だわ~。
そのアイデア力、頂きたいわぁ~。
毎回、親子英語サークルのクラフト、苦労してますもん。
▼Rooさん、
わはは、ありがとうございます〜(*^^*)
私も毎回苦労してますが、息子時代から早10年以上が経過して、ずいぶんと鍛えられてきました・・・
でもこれも、あと1年でお役御免です。ちょっとさみしー。
上手ですねぇ。わたしは無理。娘のリスの衣装は委託しました(笑)
家を探して歩き回る日々です。Toowong, Indooroopilyのshopping centreでウロウロしている変な4人組を見つけたら私ですから(笑)
▼ショーさん、ありがとうございます(*^_^*)
ちなみにオーストラリアの小学校では、低学年のうちは特に「衣装を作る」って機会が多いと思いますよ〜
お覚悟を!(笑)
昨日の雨は大丈夫でしたか?
早くぴったりのおうちにめぐり合えるといいですね!
KYOさん、すご〜ぃ
天才じゃない?
リメイクというか、裁縫が苦手な私としてはうらやましい〜
娘さん、リーダーになれなかったんですか
なんか娘さん、強くなったね
素晴らしいです
▼づみさん、
きゃはは、もっと褒めてくださいー!(爆)
これ裁縫じゃないんですよ。両面テープで貼り付けてるんです。づみさんにも絶対できます!
それにしてもづみさん、お裁縫が苦手でいらっしゃるんですか?<想像できませーん!
娘はいつの間にか強くなりました。
今オットと息子が日本に行っていて娘と二人きりなんですけど、娘はすんごく頼りになるんですよー!
自分も、船長と言えば海賊を思い浮かべてしまいます・・・苦笑
映画のインパクトがありすぎるんでしょうね?
KYOちゃんって、凄く器用だったんですね?
今までちょっと誤解してました!笑
出来上がった画像を見て、思わず「お~~♪」と、感心してしまいましたよ。
娘ちゃんの喜ぶ姿が目に浮かびます。
それにしても、どこの国でも女性が強くなりましたね~
いや、男性が弱くなったのかな?苦笑
▼えーちゃん、
以前犬がソファーをちぎって私が修復したネタを載せたときにも同じように褒めてくださった思い出が・・・
えーちゃんの中の私のイメージ、それからも全く変わってなかったんですね(T-T)
ちなみにせっかく褒めていただきましたが全然器用なんかじゃなくて、これは両面テープで貼り付けただけですからっ!(笑)
そうですね、女性が強くなったというよりは男性が弱くなったという印象です・・・まぁ、どちらが強くなっても弱くなっても、バランスが取れていればそれでいいんでしょうけども。
すごぉ~~~~~い♪♪
KYOさん、器用ですね~~~
船長と突然言われても・・・私もパイレーツを思い浮かべたと思います(笑)
と、この記事を読みつつ、私が将来子供にこんなお願いされて
この発想力が出るかどうか・・・考えたらちょっと不安になってきましたf^^;
私、美的センスが無いので・・・泣
▼おやびんさん、
あはは、おやびんさんもパイレーツ派ですか(笑)
私、器用なんかじゃなくてこれは両面テープで貼っただけのインスタントです(笑)
おやびんさんは、お子様と楽しんでなんでもこなしちゃうタイプだと思いますよ(^^)
前にも書きましたが、肝っ玉かあさんというイメージです〜
衣装、いいですね~KYOさま器用ですね!!!娘さんの指摘には「どきっ」っとしました・・・・・将来の我が家お光景かもかもかも。
マシュー・フリンダースって世界的に有名なんですかーーーーー(がっくし)全く知りませんでした。というか私もニッポンはおろか世界的な歴史にも疎いのです・・・・・それではいけないかもです。
▼たいゆうさん、
いえいえ器用なんかじゃなくて、両面テープで貼り付けただけですから・・・(笑)
そうですね、お兄ちゃんたちは妹ちゃんにめろめろですから、妹ちゃんにはビシビシやられちゃうかもですね〜。
オーストラリアは未だに『男は強くあらねば(女子には優しく接しなければ)!!』というのが根強くて、小学生女子はそれに付け込んでいるというか、反撃できないことを知っていて、女の武器も使いつつ男を尻に敷くというイメージがありますよ^^;男子がんばれー!
そしてたいゆうさん、歴史でもお仲間でしたか(;_;)
マシュー・フリンダースは、世界的に有名とは言っても、日本にはあまりかかわりが無いので、日本で習う世界史には名前が出てくるか出てこないか微妙・・・だと思うんですが、歴史にとにかく疎い私なので確信もてませんorz