2011年3月追記;
下記のオイルランプは、地震時は大変危険ですので屋内で使わないでください!
代わりにこちらの記事をご覧ください。
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いよいよ年の瀬も押し詰まって参りましたね~。
ブリスベンはずっと天気が悪くて外に遊びに行けないので、せっかくの夏休みですが、我が家ではちまちまと大掃除を始めました。
昨日は久しぶりにお日様が出たのに、晴れたら晴れたでやっぱり遊びに行くわけでもなく、家でお洗濯ですw
昨日に引き続き今日もいい天気で、今日は早起きして、5回洗濯機を回しました!(^^)!
でも、明日からまたお天気は崩れるとの予報です。
引き続き大雨も予想されています。
いったいいつになったらサンシャイン・ステートらしい良いお天気が続くようになるのかな~。
てなことはさておき、本日のお題はコレ。
なんちゃってオイルランプを作りました!
「作りました!」などと言っても、実は作り方は至ってカンタンです。
材料は、広口の空き瓶とアルミ箔、ティッシュ(芯につかいます)、そして水と廃油(使用済みの食用油)。
お好みで食紅(食用着色料)。
上の材料の写真に写っているのは厚めのアルミケースですが、これだと何度やってもうまく浮かばず沈んでしまいました・・・
「アルミホイル」を使うとうまくいきましたので、そっちを使ってください~。
では、以下、作り方です。
《オイルランプの作り方》
1. お好みで着色した水を、空きビンの7分目まで注ぐ。
もちろん、着色せずに「水そのまま」でもOKです。
2. その上に、廃油(食用油)を2cmほど注ぐ。
ここまで、わずか1分半ほどです!
・・・が、その後の作業でちょっと苦労しましたorz
以下は、試行錯誤の末にやっと成功した方法です。
3. 芯を作る。
(1) ティッシュを2cmほどの幅に切る。
(2) それをねじって、こよりを作る。
(3) できたこよりを半分に折り、さらにねじって太い紐状にする。
追記:
リア友のMちゃんが「作ってみたけどうまくいかないッ、ベースが沈む!!」と悲しみのメールをくれたのであれれーと思って実験しなおしました。
以下、うまくいかないMちゃんのために、数箇所注意点を書いてみます。
4. 浮きベースを作り、芯を刺す。
(1) アルミ箔を5cm四方くらいに切る。(※うまく浮かばない場合は、大きくしてみてください。ただ、あまり大きすぎると下への光をさえぎってしまいますのでそのあたりは臨機応変に・・・)
(1) 切ったアルミ箔を四つにたたむ。(※丁寧にぴっちり、ではなく、ふんわりとやわらかく!どうしてもぴっちりなってしまう場合は、たたむ前に軽くくしゃくしゃっと丸めて、それからたたむとイイ感じになります。)
(2) さらに四つ角を少し折って、八角形にする。(※これも、丁寧にぴっちり、ではなく、ふんわりとやわらかく!)
(って、ゆがみまくっていて全然八角形になっていませんが・・・^^;)
(※これは何をしているのか?というと、要するに空気の層を作って【浮き】にしているんです。なので飽くまでもやわらかく!「折る」というよりも、やわらかく丸めるイメージで!)
(3) 折ったアルミ箔の真ん中に楊枝で穴を開け、3で作った芯(こより)を通す。
このとき、穴にきっちりと芯が詰まるように、太い部分を刺してください。
(2) の作業で折った部分が下になります
(4) こよりの両端を1.5cmほどに切り、浮きベースを心持ちパラボラアンテナ状(おわん状)に整える。(※せっかく作った浮きの部分をつぶさぬようにふんわり作業してください~)
おわんの内側になる部分が上です。
5. 浮きベースを「2」で注いだ油の上に浮かべ、
芯に油が完全に染みたら火をつける。
できあがり~!
さあどうだ、Mちゃんうまくいったかえ?
油が完全にしみていれば、芯は燃え尽きません!(^^)!
消すときは、空き瓶のふたを上にかぶせれば、芯は燃え尽きないので何度でも使えます(ふたを閉めなくても、乗せるだけで消えます。冷えたら油がこぼれないように閉めてOKですが、すぐに閉めると次に開かなくなっちゃいます。それからプラスチックのふたの場合は、火を消すときには溶けちゃいますので使わないでください)。
なお、下の水の部分はいつまでも冷えたままですが、油から上のガラスの部分はかなり熱くなりますので触れぬようにご注意ください。
それから言うまでも無く、点灯中に倒すと大変危険です。
やけどや火事にはくれぐれも気をつけてくださいね~!
オイルランプを作ろうと思った経緯ですが・・・
昨年の今頃、あちこちのブログで「使用済み食用油からキャンドルを作る」というのを見かけて大変うらやましく思っていて、前回日本に一時帰国した際に、ブリスベンではなかなか手に入らない「油の凝固剤」をわざわざ買ってきたのです。
ところが、いざ作ろうとしたら、色をつけるにはクレヨンを削ってそれを溶かして・・・とちょっと面倒でした。
廃油の色のままというのもイイのですが全部同じでは風情が無いし、カンタンに作る方法は無いかな~と考えていたら、そうだ、廃油をそのまま使うオイルランプがあるじゃない!と思いつきました。
思い出したのは「子供の科学」の、かざまりんぺいさんの連載です。
アウトドアで遭難したり災害に遭ったりしたときに生き残るにはどうしたらいいかというサバイバル術のお話で、いつも楽しみにしています。
かざまりんぺいさんの食用油を使った回では、ランプ(照明)だけでなく、天ぷら油と空き缶でご飯を炊く(燃料として食用油を使う)方法などが載っていました。
ネットに載ってないかな~と検索してみたのですがかざまりんぺいさんのページは見つからず、「オイルランプ」と「作り方」のキーワードで検索したら代わりに「財団法人岩手県防災保安協会」さんのページがひっかかってきたので載せておきます(ちなみに引っかかってきたのは下のページではなく、引っ越す前に使っていたらしい旧ページでした・・・旧ページからは新しいページへのリンクがなかったので、現在のページを探すのにちと苦労しました~^^;)
http://www.iwate-bousai.or.jp/jishin/hinanseikatu.html
「防災保安協会」というタイトルどおり、楽しむためではなくて緊急時のオイルランプの作り方です。
このページでは、浮きベースは「10円玉大のアルミホイル」となってますが、ここが一番難しく、「10円玉大のアルミホイル」一枚きりでは、もろくて破れてしまうし芯の太さの調節が難しくてなかなか浮かびませんでした(T_T)
それからかざまりんぺいさんのサバイバル関係の本は、アマゾンでも買えます(私も持ってます!(^^)!)
私は子どもの頃からキャンドルというかろうそくの明かりが大好きで、オットが出張で留守の間はよくキャンドルの明かりだけでご飯を食べたりするのですが、娘はこれが薄暗くて寂しいと感じるらしくオット同様あんまり好きじゃなくて
「貧乏なおうちのご飯みたいね」
などと言いやがります(T_T)
娘の脳内では、「電気が止められて、ろうそくの明かりだけでご飯を食べる悲しい一家」が浮かび上がってくるらしいです。
どうして娘の脳みそにこんな物悲しい風景がインプットされているかというと、志村けんさんの貧乏コントと、ちびまるこちゃんの漫画が原因なのでした(T-T)
でも、このオイルランプは芯を太くしてあるので普通のキャンドルの明かりよりもずいぶんと明るく、さらに液体から透けた光がゆらゆらと光ってとてもキレイなので娘も気に入ってくれました。
と、いうわけで、作って以来、毎日使っています。
めでたしめでたし!
ところで、ホントは今回はブリスベンの巨大クリスマスツリーを載せる予定でした~
オイルランプの話題だけでずいぶんと字数を食ってしまったので、それはまた次回とします。
以下、予告編(笑)として、ビデオ画像だけお楽しみください!(^^)!
はじめまして、東京に住んでいるのですが、今回の地震でローソクも電池も売りきれて手に入らないので、大規模停電に備えPCでオイルランプ手作りを検索しましたところ、こちらのサイトを知りました。
さっそく作らせていただきました。
本当に役に立ちました。ありがとうございます。優しい光に心なごみました。
さっそく、主人の両親にも作り、SNSでも作ったものを公開させていただきました。
一言お礼を言いたくて…コメント入れさせていただきました。
▼沙羅双樹さん、
はじめまして、コメントありがとうございます!
オイルランプ、作ってくださったんですね。ありがとうございます。
でも、余震には本当にお気をつけくださいね(ふたをかぶせればすぐ消えますので、火の側からは絶対に離れたりなさいませんように…)
芯は沈みませんでしたか?
私、知人がどうしてもうまくいかない!というので、どうやったらカンタンに浮くかなぁと何度か作り直したんですけど、このブログに乗せた方法だと、確かにうまくいかないことがあるみたいなんです…
その後いろいろ考えて、何度か試したんですが100パーセント大丈夫って方法がまだみつからないんです(結構微妙ですよね)。
あちこち検索してみたら、芯を浮かさずに、固定してしまうという方法はあるらしいんですが。
ピンバック: 口は幸いの門
▼たいゆうさん、
わー、さっそく作ってくださったんですね!(^^)!
芯、うまく浮きましたか?
新しい方式の芯を記事に追加する追加するといいながら放置しっぱなしで申し訳ありません(涙)
ろうそくナイトはいかがでしたでしょうか〜
我が家は停電の5日間で飽き飽きしてしまい、以来していません(とほほ)
そうこうしているうちに次のサイクロンの警告が来ました。
選択の余地なくろうそくの明かりで過ごす日が再び来ませんように・・・と祈ってます(涙)
すみません・・・私のコメントのMちゃんは、お嬢様のm○○○kaちゃんの事でした・・・
伏字のつもりでした。
▼kiraさん、
あはは、そっちのMでしたか〜^^;気がつかず申し訳ありません〜
娘のイニシャルが『M』ということをすっかり忘れていました!
わはは
Mちゃんのぼやきで、思わず吹き出してしまいましたー
最初に、右側の画像を見て、(綺麗だな~)と、記事を読ませていただきました。
ふむふむ、こんなに手近な材料で作れるんだ~と、感心。
電気を止められたときの為に、試作せねば・・・(笑)
▼kiraさん、
そ、それが・・・
Mちゃん、未だに成功してないんだそうです!(T_T)
今、Mちゃんでもこれなら出来るだろう!という方法を編み出して、試してもらってます。
彼女が無事成功したら、追記で記事に載せますね!!
ランプ、素敵ですね~。
うちは誕生日のケーキしかにしかろうそく使わないから
きっと大喜びです(^-^)
例の点灯式を見に行かれたクリスマスツリーですね。
お話、楽しみにしてます。
▼Rooさん、
ランプ、簡単なのでぜひ作ってみてくださいね!
・・・と、言いたいところなのですが、知人が「やっぱりうまくできなかった」って言うんです(T_T)
もうちょっと簡単に浮きベースが作れないかな?と現在試行錯誤中です。
成功したら、また追記を載せますので少々お待ち下さいませ・・・
そうです、点灯式を見に行ったクリスマスツリーです(^^)
いまから書きますので、よろしくお願いしまーすm(__)m
ご無沙汰しています。
オイルランプって自分で作れるんですね~。この微妙な赤い色も素敵だわ~。
まるで市販のものみたいです。
KYOさんはなんでもつくるんだね~。
廃油は昔廃油石鹸をつくるのに利用したことがありますよ。シンクの汚れ落としに主に使っていました。オイルランプも挑戦してみようかな??
▼makiさん、
食用油で作るキャンドル、makiさんも作っておられたような記憶がありましたが、違いましたっけ・・・
この赤い色は、本当はオレンジを作りたくて赤と黄色の食用着色料を使ったんですが赤が多すぎたみたいで「オレンジ」とは程遠い色になってしまいました^^;
が、結果オーライです!
廃油 ですか…?
アロマかなにか入っている香油の類だと良さそうですが、
天ぷら油 とか ゴマ油 だと 、点けているうちに
いい匂いがしてきそうなんですが… どうなんでしょうか?
▼黒山羊さん、よくぞその点に言及してくださいました〜!
この記事のランプで使ってるのはくたびれた食用油ですが、意外と臭いはしないんですよね〜。
逆に、精油もたらしてみたんですけど、火をつける前は良い香りがするんですけど、炎からは香りがしないです・・・
ごま油は、食用の黒いものならお腹の空く様な香りがするかもですね(笑)それはそれでちょっといいかも・・・
すてきっ!
うちは去年電信柱が倒れて、クリスマスの日から10日間も
電気無しで(冷蔵庫をキープする為の発電機は借りましたが)
過ごしました。
日が長いとはいえ、夕食をロウソクの灯りをたよりにとったりして、
ロマンティックというよりは、サバイバルな日々でした。
このランプ、非常に面白そうですね。
さっそく遊んでみます。
▼まんぼうさん、
10日間も停電ですか〜(;_;)
そういえば私の家の近所では、いつの間にか停電が少なくなりました。
引っ越してきたばかりの頃は、1年に2度くらいは必ずあったのに・・・今年はまだ一度もありません。
この前の大雨の時にはもしかしたら電気が止まるかも?とろうそくを用意しましたが、結局停電しませんでした。
ランプ、ぜひやってみてくださいね(*^_^*)
これは、これは
研究熱心なKYOさんだからこそ成功例ができあがりましたね
災害時のときのためにもやっておくのって大事かも
ゆらゆらと揺れる炎きれいだろうな〜
やってみよ!
▼づみさん、
災害時に役に立つかもしれなくてなおかつ楽しいのっていいですよね〜
ぜひぜひやってみてください!(^^)!
娘ちゃんに賛成です~~私も電気が止められた悲しい一家を想像します。勿論、キャンドルの明かりは大好きですが食卓は、やっぱり娘ちゃん派です。
オイルランプ、簡単そうなので作ってみようと思います。食紅の代わりに絵の具でも大丈夫でしょうか?
▼たいゆうさん、
えっ、たいゆうさんも「悲しい一家派」ですか!(笑)
絵の具でも全然OKだと思いますです(^^)ただ、透き通るくらい薄く色をつけた方がきれいかも?
作ったらトラックバックしてくださいねっ!!