先週末、娘の通うブリスベンの小学校で毎年恒例のクリスマス・キャロルが行われました。
クリスマス・キャロルとは、要するにクリスマス会です。
クリスマス・キャロル本来の意味はイエス・キリストが生まれたエピソードにちなんだ聖なる歌のことらしいですが、小学校では、歌って踊って食べて楽しんで、ついでに寄付を募る催しです。
娘は今年小学校を卒業するので、私も、保護者として参加するのはついに今年が【最後】ということになりました。
娘の通う小学校とは今年18歳になる息子が6歳のときからの付き合いですから、かれこれ12年です。
本当にあっと言う間でした。
クアイア(合唱団)所属の娘は張り切って参加しました。
クアイアとしての出番も、とうとうこれが最後です。
かなりしんみりしました(T_T)
会場は、例年通り校庭。
ステージ側にお日様があって、スタート時は、すんごくまぶしかったです(><)
この12年で一番大きく変わったのは、参加者の数です。
毎年この時期の土日はどこの家も呼んだり呼ばれたりで忙しく予定が合わないことも多いようなのですが、それにしてもずいぶんと小規模になりました。
近所に新興住宅街ができたことに伴い、12年前に比べると学童数は二倍に増えたというのに、ちょっと寂しいです。
・・・と、思っていましたが、今年のクリスマス・キャロルは役員の一新と校長先生の変更により、去年とはずいぶん趣向が変わっていました。
プログラムの最初のほうこそトラディショナルなしんみりした聖歌も多かったですが、途中からはノリノリのラップやダンス曲のクリスマスソングとなり、児童ばかりか保護者もステージ前に集まり、歌って踊っての大盛り上がりの会となりました。
オーストラリアでのこういうときの観客のノリには、本当にいつも感動してしまいます。
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン、という感じです。
娘も充分に楽しんだようです。
会場で売られるおもちゃも、この数年で様変わりしました。
これは女の子の間での今年のヒット、光る髪飾り。
以前から夜の催しには「光るおもちゃ」は定番でしたが、夜光塗料入りのものを中心とした【ただ光っているだけ】の素朴なものが数点売られているだけだったのが、ボタン電池入りの小さなおもちゃを中心に、種類がどんどん多くなっていきました。
では、会場の喧騒とともに、動画で髪飾りのぴかぴかをご覧ください。
そしてこれは、娘の仲良しさんが私に「クリスマスプレゼント!」と言ってお小遣いから買ってくれた(笑)光るペンダント。
キティちゃんとスパイダーマンの二種類があったそうなんですが、
「キティちゃんよりスパイダーマンの方が好きだよね?」
と言って渡してくれました。
・・・なんでー?
そこはやっぱり【キティ】でしょうー!(笑)
そして会の締めくくりは、打ち上げ花火!
ブリスベンは今年しょっぱなに大洪水に見舞われ、娘の通う小学校も浸水し、校舎が使えず1ヶ月半も近所の高校に間借りして授業を受けました。
急ピッチでの校舎の修復が終わった後も有害物質を含む汚泥に覆われた校庭は長いこと使用できず、子どもたちは窮屈な学校生活を強いられました。
それでも年の後半にはようやく普通どおりに行事をこなせるようになり、「普通」であることの幸せを知った年でした。
未だに家の修復が終わっておらず、遠いところから学校に通っている児童たちもいます。
早くみんなが、いつもの生活に戻れるといいな、と思います。
ひとつよかったのは、何か重大なことがあれば、いつでもみんなが助けてくれると実感としてわかったことでした。
私自身も、この一年は、学校や近所の人たちとの絆がかなり強くなったと感じています。
本当は、何か事が起こった後ではなく事が起こる前に、もしくは起こって無くても同じように固くつながれていれたら、それが一番良いんでしょうけども…
と、いうようなことを考えた、宗教的行事の夕べでしたw
世の中の一部では公立の学校でこのような【宗教的行事】を行うことに批判的な動きもあるそうですが、何の宗教であってもお祭りは楽しんじゃえばいいじゃん、というノリは、「クリスマスも盆踊りも年始の神社参りも何の疑問も無く楽しむ国」から来た私には、かなり違和感なく受け入れることができてしまいます。
と、いうわけで、小学校最後のクリスマス会は終わりました。
私が参加できる学校行事は、あとは卒業式だけです。
こんにちは。
小学校の夏のクリスマス会、とうとう最後になったんですね。
12年PTAとして参加してきたKYOさんとしては、しみじみ~とした気持ちでいらっしゃることでしょう。
小さいころからのブログを拝見している私としても、なんだか文章読んでいて、しみじみ~とした気もちになりました。
成長とともに、しみじみすることも多くなるでしょうね。
年の初めに起きた洪水の影響で、いまだに遠いところからしか通えない子たちもいるんですね。ほんとうに、今年は、KYOさんのおられる国でも、日本でも、日常生活を普通に送れるありがたさを実感する年となりましたね。
▼バラカさん、
小学校はすぐ近くにあるので、花火くらいは来年以降も見に行くかも?しれませんが、それでもやっぱり、保護者として参加するのとは全く違う視線になるんだろうなぁーと思います。
ちょっと寂しいです(涙)
こちらでも光りモノは大人気で夜店とかで
必ず売ってましたよ(^-^)
昔、アメリカで見た花火は赤だけ、緑だけ、という
単色のものだけだったんですが、今年のそちらの
花火は少し二色ものが出てました?
日本の花火は色んな色がでて、しかもキラキラとか
ドラエモンとかアンパンマンとかキャラクターや土星
とか出るものもあってとっても繊細だと思います。
私は日本の花火の方が好きです(^0^)
▼Rooさん、
ブリスベンの花火は、単色が中心ですが多色もありますよー
でもやっぱり日本の花火とはぜんぜん違いますorz
大きさも違いますが、花火が打ち上げられている時間もぜんぜん違いますorz
・・・それでも、私の投稿のコレは「公立小学校のイベントの花火」ということで、大目にみてやってください(T-T)
むしろ大規模な花火大会よりも、小学校の花火は観客席との距離が近い分迫力もあるような気がします…
こんばんわ。
今、ブリスベンにいる姪 甥たちは
こちらに帰国しています。
クリスマス
花火
いつか 実際に見てみたいです。
▼まりれおさん、はじめまして、かな? コメントありがとうございます!
姪っ子さんと甥っ子さんがブリスベンにお住まいなのですね(^・^)
年末年始は日本で過ごされるのかな?
年末年始は、日本もオーストラリアもイベントたくさんで楽しいですよねー
まりれおさんも、ブリスベンの年末年始、いつかぜひ過ごしにいらしてくださいねー!
いよいよ小学生生活も最後なんですねー。KYOさまのblogにお邪魔する様になった頃は娘ちゃんもまだまだ小さかったような・・・・・。
光る髪飾りは、私もチョット欲しいかもです・・・・・大人気ないですが。
▼たいゆうさん、
ブログをはじめた時は、娘はまだ小学校前でした…
なんだか遠い目になってしまいそうになります(T-T)
髪飾りは、私も欲しい!と思いましたー
でも私、ショートヘアなので、このピンはぜんぜん似合いませんでした。残念~!