ブリスベンからダーウィンまでの旅の話の続きです。
私たちは、本日の目的地、マウント・アイザ(Mount Isa)に到着しました。
「マウント・アイザ」という町の名前は直訳すると「アイザ山」ですが高い山の上にある町というわけではなく、この「山」とは鉱山のことです。
オーストラリアは世界に名だたる鉱物資源の産出国でもあり、マウント・アイザはそれを担う有名な町のひとつです。
まずは「アウトバック・アット・アイザ(Outback at Isa)」という名の施設へ向かいました。
ここは博物館を兼ねた、マウント・アイザの町の観光案内所となっています。
建物の前のオブジェで早速おちゃらける娘。
これは、採掘した鉱石を高温で熱し、金属を抽出しているところを模したものだそうです。
・・・これについて、ちょっとオットに質問したら、それが自分の仕事の専門と少し被るため張り切って長々々々と説明してくれました。
半分くらいしかわかりませんでしたwが、端折って言うと、マウントアイザには溶解炉があって、鉱石から金属を抽出していているんだそうです(そしてその固まりはタウンズビルという町まで運ばれ、さらに精製してから輸出されているんだそうです)。
と、いうわけで冒頭に載せた写真の「煙もくもくの煙突」は、鉱石の溶解施設のものだそうです。
アウトバック・アット・アイザの内部。
この日は到着が遅く、残念ながら閉館時間が迫っていたので展示物の見学はできず、町の地図をもらってお勧めの見学場所を聞いたのみで終わりました。
アウトバック・アット・アイザ出て、そのまま車でさっそく「お勧め」の場所のひとつ、マウントアイザの町を見渡せる展望台に上がってきました。
展望台からも、大きな煙突が見えます。
煙突は、町のどこに行っても、どこからでも見えました。
動画で展望台の周りの景色をぐるりとご覧ください~。
人口23000人ほどのこんな小さな町なのに、マウント・アイザには大学を含む13もの学校があるんだそうです。
「鉱山で働くために、男性だけが単身赴任で住んでいる町」
というイメージがありましたが、家族で住んでいる人も多いんですね。
夕食後、夜景も見に行きました。
内陸にぽっかりと存在する小さな町とは思えないくらい、ギラギラに輝いていました。
溶解炉施設の煙突からの煙は、もちろん夜中も止まらず24時間稼動です。
なんだか浜田省吾さんの、
「いつかこんな町出て行ってやるー♪」
というような歌が、リフレインで脳裏に響き渡って止まらなくなるような景色でした・・・。
ですが、浜省の歌に出てくるような工場労働者とは大きく違って、オーストラリアの鉱山での危険な仕事に従事する人たちは皆押しなべて「高給取り」です。
最近は徐々に変わりつつあるとは言うものの、何日間かを仕事で費やした後は、もらった給料でパーッと海外へホリデーへ行く!なんていうのも普通のことだそうですよ~。
・・・続く!
ご実家付近では、今回の地震の被害は有りませんでしたか?
▼ディジュさん、
ありがとうございます、地震の被害はまったくありませんでした!
オーストラリアの鉱山労働者の様子を、つい最近ですが何かのTVで観ました。明るくて強靭な方たちばかりだったような気がしますし、確か高給だと言っていた様にも記憶しています。
オーストラリアの鉱石は質がよくて、今は鉱山バブル?ですか??なんだかそんな事も言っていたような・・・・・。
▼たいゆうさん、
そうですね、かなり鉱山バブルでしたねー・・・
【でしたねー】と過去形なのは、炭鉱は、洪水やサイクロンの影響をもろに受けてしまって何日も閉鎖されていたんです。
世界中でおかしなことが続いていますが、一日も早く、皆が日常に戻れますように。
炭鉱の煙突だったんですね。
夜景も綺麗ですね。
本日の地震、かなり揺れましたが(ってかまだ
小さい余震が今もありますが)うちは全く被害
はありません。
今まで経験した中で一番強くて長い地震でした。
▼Rooさん、
なんだかもう、この投稿をした日がはるか遠くのように感じます…
Rooさんは被害を受けられなかったとのこと、何よりです!
余震もおさまってきたようすで本当に何よりです。
どうか元気でいてくださいね。