ブリスベンの多くの小中高等学校では、今日からイースターを含む秋休みに突入しました。
と、いうわけで娘のハイスクール生活の最初の一年もあっという間に1/4が過ぎようとしています。
当初はハイスクール進学により仲良しだった小学校の友達と離ればなれになってしまうのがイヤでグズグズ言っていた娘ですが、新しい学校でもあっという間に仲良しの子ができ、また現代っ子らしく小学校での以前の友達ともネットや携帯経由でガッシリつながっていて、毎日充実した楽しい日々を送っています。
…のはいいんですが、私は娘のことで、このところ日々頭を悩ませています(T_T)
それは「娘のおでかけ」。
学校の外で、友達と遊びたがることです。
小学校までは、「友達と遊ぶ」=相手の親もしくは私付きでした。
学区が広いブリスベンでは歩いて遊びに行ける範囲に住んでいる友達は少なく、どうしても親掛かりになっていました。
必然的に親同士も家族ぐるみで顔見知りとなり、安心感がありました。
ところが、
ハイスクールに進学して以来、友達関連では娘とは衝突してばかりです。
新しく知り合った子の家に初めて遊びに誘われたとき、私は何の躊躇もなく相手の家に電話を掛けて、親に確認を取りました。
それが娘のプライドをいたく傷つけたらしいのです。
本人にとっては「ハイスクールに入った=大人になった!」ということで、「何で親が出てくるのさ!」ということになるらしいんです。
日本にいればまだ小学校6年生(この4月からは中学生)の娘なのでつい心配してしまうのですが、よくよく考えると、私自身も中学生になったときには「自分はもう大人だ」と思っていたような…。
と、いうか、そもそも私は、小学校のときから遊びに行く時いちいち親にどこに行くかなんて告げてなかった気もします。
いやしかし、それは私が「日本の昭和の子ども」だったからです。
ここは日本ではなく、昭和でもありません。
・・・と考えてしまうと、日本ではなく昭和でもないからこそ、「郷に入っては郷に従え(豪に入っては豪に従え?w)」ということになるのでしょうか・・・?
ちなみにこの件に関しては、ブリスベンの私の周りでは「標準」ということがありません。
「もう12歳なんだから」と子ども自身に全てを任せて大らかな親もいるし、「まだ12歳なんだから」と一人での行動を許さない親もいます。
それはもう徹底していて、「よそはよそ、うちはうち」なんです。
って、あー、この言葉、私が娘と同い年くらいだったころ、親からよく言われました。
これを言われるのは、たいてい「みんな持ってるのに~」とか、「みんな行くのに~」とか、私が「みんな」と口に出したときでした。
娘は、ブリスベン生まれ育ちであるにも関わらず、誰に教わったわけでもないのに「みんな」をすぐ引き合いに出してきますorz
「【みんな】って誰よ?!」と突っ込むと、「お母さんの知らない【みんな】だよ!」などと言いやがります。
新しい学校に入ったばかりなのですから私の知らない【みんな】ばかりなのは当然なのですが、私は自分が習ってきたとおり、【みんな】を引き合いに出してきた時点でその申請はアウトで却下です。
「よそはよそ、うちはうち」を覚えてもらわないとなりません(-_-)
ちなみに校則上は、小学校とは違って放課後は「校門を出たら自由」で学校は一切関知しません。
正確には、「制服を着ている間はまだ学校」ということになってはいるのですが、「じゃあ着替えを持って行ってそれに着替えたらOKなのね!」と解釈されているらしいですorz
もっとも実際には着替えを持って行くような学生はおらず、ハイスクールでは小学校の頃の学区以上にお互いの家々も離れているため「いったん家に帰って着替えてから遊ぶ」のでは時間が無くなるので、「制服のまま遊びに行く」のは一般的になっているようです。
私はそれが気がかりでたまりません(T_T)
「相手の家」にしても、親が留守の家も多いんです。
たまり場になっている家もあるという話もよく聞きます。
先日は、学校の帰りに映画に行きたいと言ってきたのでダメだと言いました。
制服のまま、重たい教科書の入ったバッグを抱えて繁華街なんてとんでもないです。
当然のようにまた「みんな行くのに~」と抗議されましたが、禁句が出たのでその時点で交渉終了です(-_-)
でも、「友達」に関して親がどこまで口出しすればいいのか?は本当に迷います。
今のところは、「遊びに行くなら着替えてから、平日それができないのなら土日に遊べ!」と申し渡してありますが、じゃあ土日のお出かけは何時までならいいの?と問われると、今のところは「明るいうちだけ」と言ってありますが、夜に行われるイベントも多く…。
そんな折、学校からのお知らせを読んでいたら、子どもとネットについての話が載っていました。
曰く、最近はネットでのいじめが問題になっている。
ネットは便利な反面、子どもが巻き込まれたトラブルが見えずに問題が大きくなることも多い。
18歳までは親の責任であるので、管理ソフトを入れて日々メールやSNSをチェックせよ、と。
えええええー?!と仰け反ってしまいました(@_@)
これは、どうなんですかね?
私自身は、小学校高学年くらいから、親に見せられない日記だの手紙だのわんさか書いていました。
女子の多くはそうですよね(*´∀`)?
でも、その件に関して親に監視された記憶は一切ありません。
・・・これこそ昭和の日本の子どもと、現在のオーストラリアの子どもの状況を混同してはいけないのでしょうか?
学校もまさか「手紙や日記を監視せよ」とは言わないと思うのですが、手書きの「手紙」とネット経由の「メール」って別のもの?でしょうか?(?_?)?
もし日本にいたとしても、十代の娘の取り扱いなんて、迷うことだらけなんだろうなぁと思います。
実は、息子が同い年だったころにはこんなことで悩んだことは一度もありませんでした。
男子と女子で違うというよりも、「個性がまるっきり違う」というか、息子はラクでした…。
男子に関しては異性なのでよくわからないこともありますが、娘のことは、自分が通ってきた道を考えると、ホント頭が痛いです。
これは、私が母にしてきたことの報いでしょうか?(T-T)
きっと、この先もずっといろいろ悩んでいるんだろうなぁ。
とほほ。
■■■ おまけの写真。■■■
ブリスベンでよく見かける、Geisha Girl(芸者ガール)という名の花(笑)をバックに。
学校の行事で、友達と浴衣を着ていった日の一枚です。
娘が着用した浴衣は、私が十代だった頃、私の祖母が当時細身だった私の身体に合わせて手縫いで仕立ててくれたものです。
…でも実は、その頃すでに色浴衣が一般的で、「こんな白地の地味な浴衣ヤダー!」と言って私は一度しか着用せず、そのままお蔵入りになっていたのでした。
結婚するときに母から譲り受けた着物の中にこの浴衣が混じっていて、あぁー、なんて悪い孫だったんでしょう(T_T)と反省して着てみましたが、大人になってしまった私の体型に全く合わず…orz
でも、30年の時を経て、私の娘に合うようになって感無量です。
白地の浴衣は、夜の行事にとてもよく映えました。
あの頃「地味」だと思っていた柄はとても優しい色合いで可愛い図柄だし、木綿の生地はしっかりしているのに柔らかく、着心地も満点だったようです。
学校では、キモノ!素敵!ゴージャス!!とたくさん褒めてもらって娘も大満足でした。
おばあちゃん、ゴメンネー、そしてどうもありがとう(T_T)
お久しぶりです~♪
女の子は早く自立したがる気がしますね・・・って自分もそうでしたがf^^;
うちは母が放任主義?!(笑)だったのであまりうるさく言われていませんでしたが
やはり「よそはよそ!うちはうち!」と言われていました
何か欲しいと言えば、早く働いて自分で買いなさいと言われていたので
早く働きたくて、働きたくてしょうがなかったですよ(笑)
今は携帯やインターネットの普及で子育ても変わってくるんですね・・・きっと・・・
私も心しておかないと!!!f^^;
▼おやびんさん、
今頃のお返事でごめんなさい、せっかくいただいたコメントなのにmなぜかスパムとして除けられてしまってました…本当にごめんなさい(T_T)
けいちゃんの育て方、さすがですねー!
素敵なお母様がおられて、いまのおやびんさんがおられるんですね(#^.^#)
娘ちゃんも、きっとおやびんさんみたいな素敵な女性になりますよ。楽しみですね~!
こんにちは~!お久しぶりです。
娘さんの件、痛いほどよくわかります。息子のときにガッチリ締めすぎたので(自分が不安だったから)、その教訓を活かして娘はゆる~~~く育てました。気になることは「母はこう思う」式にやんわりと、しかしきっぱりと伝えました。結果はまだわかりませんが、今の経過を見てみますと多少息子のほうが慎重かなっていうくらいです。
どんな形であれ、親が一生懸命育ててると感じてくれればOKなんじゃないかな?・・・と今はこういえますが数年前までは「これでいいのか?」と「これでいいのだ!」の繰り返しだったような気がします。「すべてギュッとつかんでおくのではなく、端っこだけしっかり握ってれば流れていってしまわない」という言葉に勇気付けられたものです。
今年もどんどん韓国に出没予定です。KYOさんは?お母さまと韓国行かれる際は教えてくださいね~~。いるかもしれないので(笑)
▼tomoさん、
お久しぶりコメントありがとうございます!(^^)!
tomoさんにいただいたコメントを拝読していて「あっ!」と思いましたが、私も息子はガッチリ締めすぎていたかもしれません(それも小さい頃に…だから大きくなってもあんな風なのかー!)。
娘に対しては、現在進行形で毎日「これでいいのか?」の私ですが、「端っこだけしっかり握る」、心に刻んでおきます。
ありがとうございまmす。
母ですが、未だに韓国語頑張ってますよー。
でも、母曰く「全然進歩が無い」そうで、最近落ち込み気味のようです^^;
韓国旅行に連れて行けばまた刺激になるかなぁ?
そうそう、あのときの旅行に一緒に行ったのにtomoさんにはお目にかかるチャンスを逃した弟ですが、昨年母に釣られて「チャングム」にハマり、旅行に行ったときにはちっとも興味が無かったのをとても残念がり、もう一度映画村に行きたい!と申しておりますよ。
再訪が実現するといいなー。
お久しぶりです。わたしも同じでした。ホントに男の子は楽でした。娘との攻防戦はほとんど根競べですね。私の場合、根負けせず、親のスタンスを表明し続けること、必要ならば衝突を恐れず真剣さを伝えること、そして、多少の目こぼしをして追い詰めすぎないこと、を心掛けてきましたが、こどもにとっては相当うっとおしい親だったと思います。子供は親の思い通りにはならないし、してはならないものですが、だからといって放っておいてもいいわけではない。まさに「親はつらいよ~」ですね。渦中は大変でも、あとからきっと感謝してくれると思うので、頑張ってください。
▼つっちーさん、
心強いエールをありがとうございます~。
どのくらいの締め付け(笑)が適当なのか、まだ按配が掴めなくて・・・(><)
日々手探りです。
「あとから感謝」してもらえることを目指して、がんばりたいと思います。
これからもご指導よろしくお願いいたしますー。
ひゃ~~~!この花、ゲイシャガールって言うんですか?!
近所のお庭に咲いててきれいだなあといつも見ていたんです。すげえ名前だ・・・・(汗)
娘さんの話、すっごーーーーーーくよくわかります!
うちは諸事情により、上の子は4年生くらいから当時住んでいた台湾で一人で電車に乗って学校に通っていました。
そのため自立が早く、早すぎていまのKYOさんのお悩みがだいぶ早く来まして。
Facebookをやっているんですが、家族全員やっていてつながっています。
そして一時ブロックされたときがあり、解除しないとケイタイPC没収となっております。
なので時々見に行ってチェックしてます。
そうそう、来年は娘さん、一人一台PC大作戦(わたしが勝手に名づけた)始まりますよね・・・・。Y9の子は全員GovermentからPC貸し出しです。
これでよりクローズな感じが加速してしまいました。ご飯食べたらさっさと部屋にこもってしまいます。FBやYoutubeにアクセス出来ないタイプを頼んだのに、出来てます(涙)
▼ろぼこんさん、
たくさんのコメントありがとうございました(#^.^#)
そうですか、4年生から一人で電車ですか!
私の日本の甥っ子や姪っ子も、小学生になったときから一人で電車に乗って習い事に行ったりしています。
それを考えると、確かに私は心配しすぎなのかなぁとも思うのですが、、、。
我が家の娘が通っていた学校は、「一人一台PC大作戦(笑)」が始まる前の実験校に指定されていたので、娘はYear6のときからPCクラスでした…。
今も毎日えっちらおっちらPC運んで登校していますよ。
教科書と合わせて、かばんの重さは毎日10kg越えです(;_;)
こんなの抱えて学校帰りに遊びに行こうってんですから、オージー体力あるなぁと感心してしまいます(と、いうか、こんなの抱えてうろうろしてるから知らないうちにますます体力ついちゃうんですかね?)
ああ、ウチも言ってたっけなあ。「みんな16歳の誕生日には新車を買ってもらうのに」「みんな○○ドルもお小遣いもらってるのに」etc.etc.etc….
娘、それだけ「みんな」と違うことをラッキーだと思いなさいよ~。
▼TAMAさま m(__)mハハーッ
合衆国すげーね(@_@)>「みんな16歳の誕生日には新車を買ってもらうのに」・・・
なんかスケールが違うっ!って感じがしたよ。
そうなのよ、「みんな」と違うことはラッキーなんだよッ!
今まで散々「みんな」と違うことで恩恵を賜ってきていることに、娘はちっとも気づいてないのよねorz
おはようございます。
芸者ガール、島にもそこらで見かけます。名前はど忘れ・・・。
娘さんはうちの子の1つ上なんですね。
行動範囲が広がると心配だし、ネットの力で我々が同じ年齢の頃とはケタ違いに各方面への出没もリアルでもバーチャルでも可能ですしねぇ。
じっくり、親としては心配なんだよ~^ってことでお話をしてみるのが最初の1歩なのかなと思います。
うちは、環境的なこともあって(海水浴場つき庭)友達が遊びに来るので、出かける心配ってのはないんです。しかも閉鎖的な島なので、行くところも無し。(笑)
海で1日一人で遊んでいる娘を最初は周りも不思議がっていましたが、最近ではゲームに夢中だった男の子たちも家の前の海で自然を満喫する術を覚えたようです。
言い換えれば典型的な井の中の蛙、田舎少年少女ですが、なんだか昨今の子供を取り巻く環境よりかはいいかな~~などとも思ったりの日々です。
いいお話合いができるといいですね~。長々とスミマセンでした~。
▼ナゾノヒデヨシさん、おはようございまーす!(^^)!
「芸者ガール」は別名(というか本名?)「デュランタ」ですー
日本名は何かな?と検索してみたら、「宝塚」というのがひっかかりました(@_@)
「芸者」から「宝塚」なんて、大出世ですね!
「タイワンレンギョウ」、「レペンス」とも言うようです。
「親としては心配」、何度も言っているのですが「どうして私を信用してくれないの~!」と返されます。
信用してないわけじゃないんですが、、、って、やっぱり信用しきってないのかな(T_T)
娘はかなりヌケてるところがあるので、心配になっちゃうんですー。
心配しすぎないようにしなくちゃ、とは思っているのですが、難しいです…
なんと、お庭にプライベートビーチが!!
すっごくうらやましいです!!
私の子どもたちは野山を駆け回るのも大好きなんですよー。
そういう環境に引っ越したいなぁとあちこち探したこともありましたが、結局叶わず現在に至ってます。