ロックダウン!

この記事は、旧ブログから移動し、一部改変したものです。
コメント欄は閉じています。

本日オットの誕生日であります!

が、本日の話題は日本出張中でブリスベンにはいないオットのことではなく、ネタにしようしようと思いつつすっかり忘れていた小学校での出来事です。

それは、まだ暑い盛りの数週間前のことでした。
私は、娘の通う小学校のタックショップのボランティアで調理室にいたんです。
そこに突然、ココロを不安にさせるような、サイレンの音が鳴り響きました。

そのサイレンを聞いた瞬間、ボランティアで集まっていたお母さん方は全員きびきびと内側からタックショップのシャッターを下ろし、窓を閉めてドアも閉じ、鍵をおろしました。
私一人がいったい何が起こったのかさっぱりわからず、オロオロしていました。(T_T)

実はそれは、ロックダウン(lockdown)と呼ばれる避難訓練だったんです。
この訓練の話は子どもたちから何度か聞いてはいたのですが、自分が遭遇したのは初めてでした。

いったい何からの避難なのか?というと、その昔オーストラリアに引っ越してきて初めて「ロックダウン」に遭遇した息子は、

「動物」

と言っていました。
野生動物が極々身近にいるオーストラリアでは、いつなんどき凶暴な動物が学校に侵入してくるかわからないのです。

・・・という説明を聞いてそのときはなんだかほのぼのとしたものを感じて笑ってしまいましたが、実は現在のブリスベンでは、ロックダウンの訓練は「動物」ではなく凶悪な「人間」の侵入を想定して行っているそうです。
物騒な世の中ですね(T_T)
このようなロックダウンの訓練は、娘の通うブリスベンの小学校では、不定期に年に数回行われます。

ちなみに1年に一度くらいはロックダウンではなく火事の場合の避難訓練もあるのですが、ロックダウンの時には「すぐに近くの建物の中に入る」のに対し、火事は逆で「すぐに建物の外に出る」のです。
ロックダウンと火事ではサイレンの音が異なるので、即座に聞き分けてどっちなのかを判断しなければなりません。

が、

ロックダウンの訓練が身についているので子どもたちはサイレンを聞くと反射的に「ロックダウンだ!」と思ってしまうらしいのです。
去年だったか一昨年だったかお昼休みにサイレンがなり、それは火事の非難訓練だったのに校庭で遊んでいた子どもたちはみんな急いで体育館に入ってしまい、「本当に火事だったら、キミたちみんな焼け死んでるね~」と先生に笑われたそうです。
・・・って、笑ってる場合じゃないよ>先生~。

さて、

サイレンが鳴った時点では、生徒はもちろんのこと、限られた一部の人以外には先生ですらも本当なのか訓練なのかはわからないようになっているそうで、この日もみんな真剣そのものでした。

「本物?」「訓練?」「わからないわ」

というような会話をひそひそ行いつつひっそり待つこと数分、締め切った室内は調理中の湯気やオーブンの熱気でどんどん暑くなっていき、心臓はドキドキするは暑いは汗だくだくだはで倒れそうでした・・・
ま、それでも結果的には「訓練」だったので(そうしてこうしてブログのネタにすることもできたので)、よかったんですが。(T_T)

ところで今日も小学校のボランティアの日だったんですけど、午前中で帰ってきました。
実は数ヶ月前、午後に用事があって三回くらい連続で「午前中のみ」に変更してもらったら、その後も私の担当は「午前中のみ」になっていましたw
多分私の英語が全然通じてないせいだと思うんですけど、いまさら修正するのもアレなので午前中のみ手伝わせてもらってます(笑)
私の英語は一向に向上しませんが、私の変な英語に周りが慣れてしまったのでココロはずいぶんと通じるようになりました^^;が、やっぱり細かいことは英語が通じないとどうにもなりませんね。(T-T)

あと、いつものボランティア・メンバーの中にひとりだけすごく丁寧にしゃべるお母さんがいて、その人と話すときだけものすごく緊張しています。
彼女は例えば、「もし私がこれから冷たい水を飲むと言ったらあなたも飲みたいと言うと思いますか?」というような話し方をするんです。
うわぁそんな言い回しがあるんだなぁと感動しつつ、突然そんなことを言われてもとっさには何を聞かれたかわからず途方に暮れてしまうので、短く「水飲む?」と聞いてくれよぉおおおお!とも思ってます。

一応、「簡単な英語でお願い!」と言ってみたこともあるのですが、その直後はシンプルに話してくれたのですがすぐさま元に戻ってしまいました。
日本人気質な私(笑)は何度も言うのも気が引けるので、今は「これも勉強だ~」と思って緊張しつつもがんばってます。
が、なかなか険しい道のりです。
トホホ。(T-T)

以下は、旧ブログでいただいたコメントと、そのお返事です。

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投稿者:KYO
2010/6/1 21:46
▼まんぼうさん、

5秒ほどお会いした昔、あれはもう2年前ですかね?<時間が経つのって、早いですねぇ~(/_;)

キャンディのジャー、想像したら笑えました(笑)
娘のクラスの先生の机にもでっかいのがあります。
子どものエサに使うため、ということになってますが、先生ご自身が召し上がっておられる場面に遭遇することも多いです。
全然違和感感じていませんでしたが、今ふと考えてみたら、日本じゃちょっと考えられないですよねぇ。

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投稿者:KYO
2010/6/1 21:43
▼ハナ★バナナさん、

わー、私も居酒屋行きたいです!!
一時帰国のたびに思うんですが、なかなかかないません…

ロックダウンですが、お嬢様方、きっと遭遇していると思いますよ~。
ボランティアは、いえいえハナ★バナナさんの日々に比べたら全然たいしたことないですよ(T_T)
娘の学校は、月曜日だけがお休みであとは毎日開いてます。
息子が小学生だったときは毎日開いてました。
あのころ大変お世話になったので、せめてもの恩返し…と思ってます~(が、未だに教えてもらうことの方が多く、お世話になりっぱなしです、あはは~)

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投稿者:KYO
2010/6/1 21:40
▼tomoさん、

脅迫状ですか(><)犯人捕まってよかったですね…
本当に、世の中信じられないような事件がいっぱいですものね。

オットですが自分の誕生日だけでなく私の誕生日や子どもたちの誕生日に家にいないことも多いんです<もうあきらめてます・・・。

「自分の年」は、30代に入ったころから危うくなりました。最初は自分から考えないように忘れるようにしていたのが、今では本気でわからなくなってます(/_;)
今は、自分が40代ということまでは覚えていますが、四十何歳なのか?がいつも定かじゃないんです・・・トホホ。

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投稿者:KYO
2010/6/1 21:37
▼Rooさん、

一応今でも「まぎれこんできた動物(野生だけでなく、飼い犬なども含む)から逃げる」という名目も残ってはいるようなのですが…。

Rooさんも苦手ですかぁ(/_;)なんかちょっと安心?しました~
今日も娘を迎えに行ったら道の途中で彼女に会ってしまい、緊張しながら受け答えをして歩きました…
いつまで経っても慣れません!(涙)

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投稿者:KYO
2010/6/1 21:35
▼yumeちゃん、

うわぁ、先生は大変ですね(T-T)お察ししまーす!

子どもらの訓練は、意外とみんなキビキビ動いているので「結構みんな真剣なんだなぁ!」と感心してしまいましたが娘に拠るとやっぱりみんな(特に男子は)かなり興奮して浮かれているそうです^^;
先生お疲れ様です~。

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投稿者:KYO
2010/6/1 21:33
▼ディジュさん、

100歳ですか!
それは本当にめでたいですね!(^^)!おめでとうございまーす!!
ますますお元気でおられますように、私もあやかりたいです!!

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投稿者:KYO
2010/6/1 21:32
▼こーでねーとさん、

昨日無事(?)にお祝い済ませましたよ(^^)
やっぱり家族全員そろっているのっていいですね(とか書きつつ、今週末には私と娘は日本に行くのでまた家族バラバラですが…笑)

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投稿者:KYO
2010/6/1 21:31
▼たいゆうさん、

以前勤めていた職場でも、「訓練」はいつも唐突でした…
毎回「訓練」だか「本当」だかわからないので、いつも「また訓練だろ」とだらけた雰囲気がただよっていたような気がします(とほほ)。

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投稿者:KYO
2010/6/1 21:30
▼バラカさん、ありがとうございます~m(__)m!

実は昨日、バラカさんの書かれた本を拝読し、バラカさんが豚肉を召し上がらないことを知りました…
あんなレシピを送ってしまってまずかったなぁと思っていたところでした。
ごめんなさい!

いつどこで何が起こるかわからない時代って、いつか終わるのでしょうか?
「動物」は仕方ないにしても、自分の頭で考える能力を持っている「人間」が人間を襲ったりしない時代がいつか来るといいなぁと思います。

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投稿者:バラカ
2010/5/31 8:11
こんにちは!
ご主人のお誕生日おめでとうございます。
ご自宅での誕生日祝いを楽しみにしながら帰ってこられることでしょうね。

1つ下の記事では、美味しいレシピを教えてくださってありがとうございました!!

訓練の対象が、動物から人間になってしまったのはかなりさびしいですが、今の時代には必要な訓練なのでしょう。
いつどこで何が起こるかわからない時代ですものね。

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投稿者:たいゆう
2010/5/30 16:48
オットさま、おめでとう?ございます。

訓練なのだか本当なのか判らないのは身が引き締まりますよね。
次男が通う幼稚園にも不審者が侵入したときの対応手順が貼り付けてあります。

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投稿者:こーでねーと
2010/5/29 17:01
旦那様のお誕生日おめでとうございます!
出張から戻ったらお祝いですね♪
↓の肉系のおやつおいしそう。
とりせんべいとか大好きです。
こーでも脂身好きですよ~。

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投稿者:デイジュ
2010/5/29 9:34
KAZU様
お誕生日おめでとうございます。
私の母も28日でちょうど100歳になりました。

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投稿者:yume
2010/5/29 6:03
ロックダウンの訓練。ほんと、低学年はサイレンだけで興奮しますから、お願い、私が低学年がいる間と運動場にいる間にサイレンを鳴らすのはやめてぇーーといつも心の中でお願いしてます。

ロックダウンの訓練で一番困るのは”先生とトイレ行きたい”って言われたときですよ。幼稚園児に我慢しなさいは通用しませんからね。

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投稿者:Roo
2010/5/28 23:43
ご主人さま、お誕生日おめでとうございます。
良い夜をお過ごしでしょうか。

そっかぁ、動物相手の訓練だったんですね。
今では人間相手だなんて寂しいですねぇ。

うん、私もそういうタイプ苦手です。
もっと分かり易く話して~!と思います。
訓練だと思って頑張って下さい(^^;)

http://blue.ap.teacup.com/kiwi/

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投稿者:tomo
2010/5/28 21:17
娘の通っていた学校に脅迫文書が送られてきて、しばらく休校になったことがありました。
不謹慎にも娘は「やった~~~!」などと喜んでおりました(-_-;)育て方間違ったかな~~???
無事犯人が捕まって解決したんですが、こんな田舎でもこんな事件があるなんて恐ろしいですよね。
非常時にどう動くか、あらかじめやっておくことは大事だとは思います。

KYOさんの夫様お誕生日だったんですね。遠く家族と離れてのお誕生日、さぞおさびしいことでしょう。
今頃某ラーメン店でおいしいラーメンを食べていらっしゃるのね。
遅ればせながら
「おめでとうございます!また一年素晴らしい年
になりますように!」
KYOさん「夫の年齢が定かでない」これ激しく同感!!!自分の年齢も「あれっっ?」ってかんじで指折り数えたりする私です。

http://blog.naver.com/tgw_tomoko

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投稿者:KAZU
2010/5/28 19:59
みなさん、ありがとうございます。昨日は、訪問先の研究所の方々においしい焼き鳥屋さんにつれていってもらいましたが、今日は一人さびしく、東京タワーが見えるホテルで、カップラーメン・・・は、あまりにも侘しいので、ラーメンでもこれから食べに行ってきます。

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投稿者:ハナ★バナナ
2010/5/28 18:53
オットさん、お誕生日おめでとうございます。
どんな誕生日を過ごしておられますかねえ。居酒屋ですかねえ。・・って、これは私の希望でした、あはは。居酒屋行きたい~~

ロックダウン、遭遇したことがありません・・・
娘たち、やってるんでしょうか。明日聞いてみようっと。
しかし、えらいですねえ、KYOさん。
タックショップのボランティアが、一番重労働と思います。午前中だけでも、十分働いておられると思います。Mちゃんの学校は、タックショップ、毎日あいているんですか?
うちの学校は、プリオーダーのもののみ販売で、金曜日のみオープンです。

OZのお母さんたちでも、あたりまえですけど、本当にいろんなタイプの人がいますよねえ。
すんごい神経質な人から、それはユルすぎるやろう?って人まで。本当に、いろいろでいいんやなあ、と安心します。

http://happy.ap.teacup.com/motty/

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投稿者:まんぼう
2010/5/28 17:51
お誕生日おめでとうございます。(5秒くらいしかお会いしたことがないとは思いますが)

物騒な世の中になってしまって、大変ですね。
学校行事で写真も撮れないし、保育園などではIDカードを見せて迎えに行ったり、出入り口ではしっかりロックがかかっているし・・・、低年齢の子どもの留守番も違法だし・・・
日本でもそうなりつつあるのでしょうか?

以前、小学校でロックダウン訓練に遭遇したことがあります。英語がわからず、オロオロしてしまいました。周りの人達は、ものすごく真面目な顔で(当たり前ですねぇ・・)窓を閉めるもので、本当に何かあったのかと思ったことです。

火災訓練だったら糖尿病の子どものため、「キャンディー」を持って外に出ると言って大量の飴が入ったジャーを見せてくれました。そうか!と感心したと同時に、何故、図書館に飴が常備されているの?とも。
・・・・それは・・・事務員が食べながら仕事をするため、でした。あはは。

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投稿者:KYO
2010/5/28 13:25
▼おやびんさん、ありがとうございます!(と、オットに成り代わりまして御礼申し上げますm(__)m)

「予告ナシ」は、多分それだけ現実的に起こりうることなのと、日本のような「訓練とわかっていてもまじめに行動する」というヒトが少ないせいじゃないかと思います…^^;

「サイレンの音」ですが、明らかに違うタイプのものを使っているらしいんですが、やっぱり紛らわしいですよね^^;
むしろ火事の時にはサイレンではなく「火事です!外に逃げましょう」って具体的に放送したりするほうがいいような…。

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投稿者:おやびん
2010/5/28 13:20
KAZUさん、お誕生日おめでとうございます~♪

予告なしの避難訓練なんですね~
日本では考えられない気がしますが、本当は予告なしの方が現実的でいいかもしれませんね・・・(ドキドキしますが・・・f^^;)

サイレンの音で瞬時に聞き分ける事もなかなか難しそうですね~
音楽好きの私としては聞いてみたいですが・・・笑

http://happy.ap.teacup.com/oyabin/

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投稿者:KYO
2010/5/28 13:17
▼づみさん、わー、即行コメントありがとうございます!

オットはですね…44歳かなぁ?(最近自分の歳がよくわからないんですよマジで。だからオットの歳もよくわかりません、とほほ…)。

ロックダウンは、「厳重封鎖」という意味だそーです。鍵をかけてきっちり閉めるから「ロックダウン」です。

仕事づとめしてたときはちょうどアメリカの911があったりしたこともあって、頻繁に避難訓練がありました…
26階建てのビルから一階まで歩いて降りたり、なんかもう体育会系って感じで、足がもつれて将棋だおしになって訓練が事故になったりしないのかしらと思ったりしてました(T_T)

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投稿者:づみ
2010/5/28 12:56
KAZUさん、お誕生日おめでとうございます
おいくつになられたのでしょうか?
誕生日でも日本で忙しくまわられているんでしょうね

ロックダウンってはじめて聞きました
表題をみて、石が降ってくるの?って思いましたよ

予告なしの避難訓練はドキドキしますよね
以前、会社で「爆弾がしかけられたとの通報がありました。速やかに避難して下さい」と放送が入ったときは、訓練?って思ってしまいました
脅迫だったのですが爆弾はうそだったみたいです

凶悪犯のための避難訓練だなんて
いつか日本もそんな日がくるのかな
来てほしくないけど