旧ブログが不調でアクセスがスイスイいかないのでなかなかこちらにログを持って来ることができませんが、ブリスベンからダーウィンまでの旅の話の続きです。
私たちは、ウィントンから110kmほど離れた内陸部のとある場所、ラーク採石場保護公園(Lark Quarry Conservation Park)に向かいました。
ラーク採石場保護公園(Lark Quarry Conservation Park)にある、とある建物への入り口へ。
入り口から橋を渡って、建物に向かいます。
建物内から、今来た橋を見たところ。
建物の内部はこんなオブジェとか、
こんな乗り物とか、
あっちもこっちも恐竜であふれていました。
で、ここはいったい何なのか?!というと、Lark Quarry dinosaur trackways(ラーク採石場恐竜舗道?)という、「95万年前の恐竜の足跡の化石が保存されている場所」なのでした!
って、
私は最初、『「恐竜の化石」ならまだしも恐竜の足跡ぉ~?!』とずっこけそうになりました。
でも、実は本体そのものよりも『足跡』の方がずっと残りにくいので、ものすごーく貴重なんだそうです(言われてみれば『なるほど~』と思い直しました・・・)。
そして『恐竜の足跡の化石』というのは世界中あちこちに(日本にも)あるんだそうですが、ラーク採石場保護公園の足跡のすごいところは、『恐竜たちが大パニックを起こして付けた足跡』というところなんだそうです。
建物内では、さらに厳重に閉じられたドアをくぐって中に入ります。
ちなみにこのドアから先には、一日二回決められた時間のみ入れることになっています。
ドアをくぐった内部。
で、95万年前にこの場所で何が起こったか?というと、
人間の背丈以上の、凶暴な中型肉食恐竜が、
小型の恐竜を捕食するために追いかけて、
大暴走が起こったんですって!
かぶり付きで真剣に足跡に見入る息子(笑)
彼が見ているのは・・・
こんな足跡です。
わかりますかねー?
あっちもこっちも凸凹しているので、最初は「どれが足跡なんだかわかんないー!」と思っていましたが、実はここに残された足跡は3000個を超え、そのほとんど全ての凸凹が足跡なんですって(@_@)
足跡のアップです。
ちなみにこの恐竜足跡の化石は今から50年近く前の1962年に、オパールを探しにやってきたグレン・シーモア(Glen Seymour)というおじさんが発見したのですが、彼は『鳥の足跡の化石』だと思っていたんだそうです。
その部分をくりぬいて持ち出し、別のおじさんに渡したところ、その別のおじさんがクイーンズランド博物館に持って行き、その時に
『ちょっとコレ、鳥の足跡じゃないよ!恐竜じゃないの?大発見かもよ?!』
ということになりました。
でも、それから何年も放っておかれ、調査が始まったのは10年近く後でした。
その際、『これはもしや本当に大発見かも』ということになり、それから更に5年後にやっと本格的な調査が行われて『間違いなく世界的大発見!』ということがわかり、21世紀になってから、ようやくオーストラリアの国家自然遺産として保護されることになったんだそうです。
オーストラリアは広いので、まだまだ眠ったままの『大発見』があるかもしれないですねー。
探してみたら、第一発見者になれるかも・・・!(^^)!
・・・続く!
▼バラカさん、
『足跡』、地味でしょう?(笑)
ちなみに息子だけでなく、娘もかなりのめりこんで見ていました~
誰に似たのか、息子も娘もこういうのが大好きです。
柵ですが、決められた時間にガイド付きでないと入れないので乗り越える人は多分いないと思うのですが、ほんの数年前までは、ここは野ざらしで自由に立ち入れたどころか足跡をはがして持って帰ることだって出来たんです・・・
▼おやびんさん、
おっしゃるとおり、映画の世界みたいですね(^.^)
結構大きな足跡で、こんな足を持った恐竜がドタバタ走っているところってどんなだろうー?としばし思いを馳せました。