ブリスベンからダーウィンまでの旅の話の続きです。
クロンカリーを出発し、本日の最終目的地、マウント・アイザ(Mount Isa)に向かいました。
道中は割と起伏に富んでいて緩やかながらカーブも多く、「どこまで行っても平らで単調な一直線」という道路が多いアウトバックの中では、ずいぶんと変化に富んでいました。
それでも運転手であるオットは退屈し眠くなるというので、車の中ではCDをかけまくり、大声で歌を歌ったりしながら進みました。
眠気防止に、何かモニュメントがあればすぐ止まって見学です。
これは、バーク・ウィルズ探検隊の記念碑です。
バーク・ウィルズ探検隊は、1861年1月22日に、ここを通過したんだそうです。
「バーク・ウィルズ探検隊」というのは、オーストラリア先住民以外で初めてオーストラリアを縦断して、内陸部を調査した探検隊です。
彼らは南にあるメルボルンを出発し、北のカーペンタリア湾までの到達を成し遂げました。
ところが、往路で次々と悲劇が重なり、隊を率いたバークとウィルズを含む19名中7名が命を落とすことになりました。
バーク・ウィルズ探検隊についてのちょっと詳しい話は、日本語版Wkipediaにも載っています。
バーク・ウィルズ探検隊
私がこの探検隊の悲劇の話を知ったのは、椎名誠さんの、熱風大陸―ダーウィンの海をめざしてでした。
これは椎名さん自身がオーストラリアのアウトバック(内陸部)を旅した時のことを書いたお話ですが、この本の中に、バーク・ウィルズ探検隊について書かれた「恐るべき空白 死のオーストラリア縦断」という本の紹介が出てきます。
私は初めてオーストラリアに足を踏み入れる前に椎名さんの「熱風大陸」を読みましたが、その時は椎名誠さんのファンであってもオーストラリアのファンではなかったので、「恐るべき空白」は読みませんでした。
結局そのずっとずっと後になって、2007年にオットが出場したソーラーカーレースの見学ツアーに参加して、アウトバック縦断を体験した後に読んでみました。
・・・重苦しい本で、読んでいて、じりじりと太陽に照り付けられるような気分に陥り、死にそうになりました(T_T)
バーク・ウィルズ探検隊がこの記念碑の辺りを通過してからわずか150年ほどですが、アウトバックの過酷さは変わらないにしても、現在ではこうして車でのんびりと旅行できてしまうのみならず、アウトバックのあちこちに大勢の人が住んでいることがなんだか不思議に思えます。
道すがら、家畜を乗せたトラックを追い越しました。
動画でもどうぞ~。
ちなみにBGMはクレージーキャッツですw
このトラックはゆっくりと進んでいて、私たちが目的の町に到着して展望台から町全体を眺めていたときに、ようやく町にたどり着いていました。
そんなこんなで、次の目的地が見えてきました。
大きな煙突から、煙がもくもくと吐き出されているのがおわかりになりますでしょうか?
「オーストラリア」の観光的な一般イメージとは恐らくかなりかけ離れているであろう(しかしこれも紛れもない「オーストラリア」の)町、マウント・アイザです!
・・・続く!
わぁ~~~~~♪♪
KAZUさん、お返事ありがとうございます
クレージーキャッツは歌われないのですね!笑
私も車でよく歌います~
歌に集中しすぎて、道を曲がるのを忘れたりした事がありますf^^;
上橋 菜穂子さんの「バルサの食卓」(http://www.bk1.jp/review/490526)の書評をBK1に投稿したら、取り上げていただきました。
おやびんさん、大声で歌いますが、流石にクレージーキャッツではなく、佐野元春とかです。
信号の無い長い道だと運転は眠くなりますよね・・・
私も高速道路を一人で運転していると眠くなるほうですf^^;
人を乗せていると大丈夫なのですが・・・笑
動画のBGM、気になっていたのですがすぐに書いてあったので
スッキリしました~~♪笑
kazuさん、大声で歌ったりするのですか?笑
▼おやびんさん、
オットにまでお付き合いありがとうございます^^;
オットは家族を乗せていてもすぐに眠くなるみたいです^^;昔っからそうです。
昔は私一人が歌に付き合わなければならず大変でしたが、今はムスメが張り切って付き合ってくれるので随分ラクになりました〜。
牛を乗せたトラック、長いですね~。
BGMにドナドナが流れてくるかと思ったらんですが
クレージーキャッツとは!
私は高速道路を運転していると高確率で
鶏を乗せたトラックや競走馬を乗せたトラックに遭遇します。
▼purunさん、
オットは牛を乗せたトラックが通るとすぐ「ドナドナ」歌いだしますよー(笑)
purunさん、不思議な能力をお持ちなんですね(@_@)
ムスメがうらやましがりそうです<今度乗せてやってください!!
うわぁ~、そんなに悲惨な探検隊の話があったんですね。
でも、地球儀で見ると、オーストラリア大陸、広くて
そんな話があっても納得、って感じです。
大きな煙突って、何かの工場でしょうか???
▼Rooさん、
車で通っても何日もかかるのに、かつて歩いた人たちがいた・・・というところに驚きです。
その前に、探検隊は何人も死んでしまいましたがアボリジニの人たちは平気で何日も歩いちゃうことにビックリです。
大きな煙突は・・・お楽しみにー、またよろしくお付き合い下さい!(^^)!
えーっと…ロードトレインって言うんでしたっけ?
で、私もオーストラリアのほんの端っこ ケアンズからブリスベンまで
24時間のバス旅をしただけですが、『あぁこの国は、確かに
カンガルーバンパーが必要な国だ』と思いました。
なので3連結くらい軽いもんなのですかね?
▼黒山羊さん、
そうです、ロードトレインです!(^^)!
カンガルーバンパーは、カンガルーにはかわいそうですがアレが無いと本気で人間が危ないんですよ(T_T)
今回運よくカンガルーにはぶつかりませんでしたが、鳥には一回ぶつかってしまいました・・・
気をつけていても、気流が変わってしまうみたいで車めがけて飛んでくるんですよ。
怖かった・・・ごめんよ>鳥〜(T_T)。
眠気と戦う運転はさぞかし大変だったでしょうね
にしても、人間ってすごいですよね
砂漠の広野に住む場所を作ってしまうなんて
▼づみさん、
私が代わって目が覚めるような運転してあげるよ!
と言ってみたら「とんでもない!」って目が覚めたみたいですが・・・(笑)
人間は本当にすごいですねー
その前に、外から人が退去してやってくるずっとずっと以前から、ここでずっと暮らしていたアボリジニの智恵に敬服します。
家畜を乗せたトラック、長ーーーーーーーーーーですね!!
椎名誠さんの本は読んだ事がありませんが、読んでみようと思います。中学生か高校生の授業で「岳物語」?を習いましたが、今思い起こしても全く内容が思い出せません。
▼たいゆうさん、
あらら、岳物語、覚えてないですかー(T_T)
しかしたいゆうさん、私今、思わずたいゆうさんとのジェネレーションギャップを実感してしまいましたぁ<たいゆうさん、お若いっ!
私、岳物語が発表された年には、もう高校卒業しちゃってましたから・・・orz