ブリスベンにある日本食レストランのお話(←ものすごぉおおおおく久しぶりにレストランネタ!)です。
母の日に、「美時(みとき)」というブリスベンにある日本食のお店に行ってきました。
タイトルには「日本食レストラン」と書きましたが、このお店の英語での名称は
Japanese Modern Tapas MITOKI
と、いうことで、ムリクリ日本語に訳すと、ウーン、日本風モダン小皿料理の店??
・・・とか書くと、ブリスベンの日本食レストラン事情にお詳しい方なら正しい和食とはかけ離れたアレなイメージをお持ちになるかもしれませんが、チッチッチッ(人差し指を左右に振りながら)!
このお店の和食料理人は、正統派の本物なんですよ~!!
さて、
ここで話は今から四半世紀前に戻ります(って、「そんなに戻るのΣ(゚д゚lll)!」と自分でもビックリです)。
ブログでも度々書いてきましたが、ブリスベンでは1988年に万博(World Expo 88:ブリスベン国際レジャー博覧会)がありました。
私は当時ワーホリとしてブリスベンに滞在していて、万博内にあった日本食レストランでアルバイトをしていました(※そのバイトを紹介してくれた人が、後々私のオットとなりました)。
日本パビリオンの真横にあったその日本食レストランは、日本パビリオン共々、ものすごぉおおおく気合が入ってました。
そうそう余談ですが、ブリスベン万博で一番カネをかけて作られていたのは日本のパビリオンだそうですよ。
…という話を当時聞いた記憶があるのでどこかに証拠が無いかと検索してみたらWikipediaに載ってました~。
それに拠ると、一番ゼニが掛かっていたのが日本政府のパビリオン($26,000,000!)、次がクイーンズランド州政府パビリオン($20,000,000!)、三番目がオーストラリア政府のパビリオン($18,000,000!)だったそうです。
もう、いったいどんだけマルついてんのよ?!って感じですが…。
そしてその、「気合の入った日本パビリオンの横の日本食レストラン」には、日本全国から集められた、腕に覚えのある一流の和食料理人さんたちが働いていました。
私はさすらいのプーだったので派遣も含めてあちこちの一流といわれるホテルのレストランやらケータリングやらで働いていたことがありますが、料理長も含めて料理人さんたちがお互い敬語で話すお店は、後にも先にもそこでしか見たことがありません(全員が「あちこちからやってきた一流の料理人」なので、みんな立場が平等だったみたいです)。
・・・で!
そうです、美時で現在料理を作っている方の一人は、そのとき万博にいた和食料理人さんのうちのお一人なんですよー!
そもそも今から3年ほど前、オットが偶然ブリスベンで発行されている日本語情報誌で、ゴールドコーストの某有名日本食レストランのシェフとして、その料理人さんが紹介されているのを見つけました。
さっそく店を訪ねて行きましたがそのときは事前予告もなしの訪問だったのでお休みでお会いできず、その後我が家にお電話をくださいました。
電話を受けたオットは、
「そのうちまたすぐにでも伺いますよ!」
などと調子のいいことを言っておいて、ゴールドコーストに行く時間的余裕も無く会えないままにあっという間に年月が経ち・・・
先日ひょんなことから、現在はゴールドコーストではなくブリスベンでお仕事されていることを知り、やっと再会できましたー!!!
で、私のことは覚えていてくださって、
「全然昔と変わらないねー」
と言ってくださいました。まぁお上手w
すかさずオットが
「でも太ったでしょう?」
とイヤな感じの突っ込みを入れました(激怒)が、私よりもオットこそ当時の二倍ほどに体重が増加しており、雰囲気もかなり異なるのでなかなかすぐには思い出せない様子で、気まずい空気が流れたりもしました(-_-)
いやしかしなんと25年ぶりの再会ですよ(;_;)
実は「美時」は、ブリスベン万博の会場だった場所から近いところにあります。
あの頃は、今のオットと結婚してブリスベンに住むことになるとは夢にも思っていませんでした。
それどころか、当時の自分とほぼ同じ歳になった息子や、その下に娘までいて、「母の日」を祝ってもらっているとは…
なんだか遠い目になってしまいました。(;_;)
さて、その「美時」です。
内装が、とにかくオシャレ!!
伝統的な日本家屋とは全然違うのに、「あー、これぞ日本!」という心地いい空間です。
そうそう、冒頭の写真は、ひとつひとつの席に活けてあった生花です。
この日のお花は、「オーストラリアで母の日といえば!」の菊と、「日本で母の日といえば!」のカーネーションでした。
お店の中は、オープンテラスというのでしょうか、外が見渡せる開放的な雰囲気です。
これはこのとき座ったテーブルから見た外の景色。
でも私は実を言うと「オープンテラス」が苦手で、というのは寒いのがキライだからなんですが、真夏のビアガーデンでもなければ出来れば食事は店内で食べたいという派なんです。
この日は肌寒かったのでオープンテラスはどうかな…と思っていましたが、なんと!
足元にストーブを置いてくださいました!!
冬のブリスベンでは、オープンテラス式のレストランはパティオヒーターとかいうアタマにパラソルが乗ったみたいな暖房が置いてあることが多いですが、暖房評論家wの私に言わせると、屋外じゃあんなの全然役に立ちません。
むしろ頭上が熱くて足元が寒いと、余計に寒さを感じるくらいです。
その観点から言うと、「足もとにストーブ」の日本的な心遣いは、「うわー、さすが、わかっていらっしゃる!!」と大感激でしたー。
注文は、席のひとつひとつに置いてあるiPadで行います。
これも日本ならそんなに驚かないかもしれませんが、オージーには「ををっ、じゃぱにーず・てくのろじー!!」って感じじゃないでしょうか(iPadは日本の製品じゃないですけど。笑)
この日いただいたメニューいろいろ。
サーモンのマリネ
正統派寿司
ドーンと卵焼きに乗ったウナギ
・・・の他にもいろいろいただいたんですけど、最近すっかりブログ魂が抜けていてカメラを持っておらず、どれもこれもiPodで写したのでろくな写真が撮れてませんでした(><)すいません!
そしてこの日のお目当てはコレ!
母の日スペシャルー!!
この日は、来店した「お母さん」には、特別にこのセットとお好みのドリンク一杯が無料でサービスの大盤振る舞いだったんです!!
セットは普段のタパスから一口ずつ味見(手まり寿司だけはこの日限定の特別品)という感じで、この日だけの特別メニューでしたー。
ちなみに今回のブログのネタは父の日に間に合うようにアップしようと思い、「父の日スペシャル」の告知があったら書こう!と考えて待機していましたが、なかなか出ないのでアレレ?と思ったら、出ないのもアタリマエ、日本とオーストラリアでは「母の日」は同じでも「父の日」は全然違う日だったのでした~(^_^;)すっかり忘れてました・・・
スペシャルなお知らせは、美時のFBに登録すると届くそうですよ。
もしかすると、父の日(ブリスベンでは9月の第1日曜日)にも、お父さんにはイイことがあるかも!?
追記。
なななんと、美時の方からブログ記事にコメントいただいてしまいました!
「冬の間もいろんなイベントを企画していきたい」とのことですので、9月(春)を待たずに早速の登録をお勧めです!
美時(みとき)のFaceBookはこちらから!
Mitoki *** 美時 Japanese Modern Tapas Restaurant
と言うわけで、美味しかったし楽しかったし、幸せな母の日でした~。
■■■ おまけの写真。■■■
子ども達からのプレゼントは、別々に用意してくれたのに、偶然どちらも同じ「リンツのリンドール(チョコレート)」でした~。
もったいないので毎日ひとつずつ、大事に(今でもw)いただいてます。
幸せです~(´∀`*)
えー、こんな本格的な日本食レストランがブリスベンにできたのですね。
私が留学していた時代(もう20年も前。。。)は、クイーンストリートモールの地下におりたところにあった、日本食のファーストフードみたいなところにしか行ったことなかったです。
ブリスベン万博で働かれてたんですか?当時のホストファミリーのいとこが万博マニアで世界中の万博で働いた人でした。
▼ともさん、
クイーンストリートモールの地下のファーストフードというと、Hanaichiかな(^^)?
1988年の万博時は、観光客をターゲットにした和食レストランや日本人経営の免税店が、ブリスベンのあちこちにあったんですよ~。
わー、万博マニアですか!
私、つくば博でも働いてたんですよ(^^)あと、当時日本国内で流行っていた地方博にもあちこち行ってましたー。
ホストファミリーのいとこさんにも、すれ違っていたかも?
KYOさん
先日はご来店ありがとうございました
母の日を当店でお楽しみいただけた とのこと
スタッフ一同とてもうれしく思っております^^
冬の間もいろんなイベントを企画していきたいと思っておりますので
ぜひまたみなさんでいらしてくださいね
※私、ずいぶん前にKYOさんと別のページで 「みょうが」 についてお話させて
頂いてるんですよ 笑 こんな風にお会いできてとてもうれしかったです
MIHO
▼MIHOさん!
わービックリです!コメントありがとうございます!
そしてさらにビックリです!!>別のページでお話・・・
全然覚えていません、申し訳ありません!!!!
「みょうが」について、ですか・・・どこのページでしょうか・・・私のブログじゃないですよね?(涙)うわーん、思い出せません!!
次回お伺いしたときに詳しく教えてください。よろしくお願いします!
ところで、MIHOさんも料理人でいらっしゃるんですよね?
インテリアを選んでおられるのもMIHOさんでしょうか?
本当に、ため息が出るようなステキな内装でした!
またお邪魔したときは、どうぞよろしくお願いいたします!!
思い出しました! ブリスベンで行った日本食もどきのお店にあった「にぎり寿司の天ぷら」! あれは衝撃的でした。(~_~)
▼虹のパパ黒山羊さん、
黒山羊さんが行かれたあのお店はとっくにつぶれてしまいましたが、オージーに割りと人気のあるオシャレな日本食レストランのメニューに、「寿司のてんぷら」健在です…
もちろん日本人経営じゃありませんよ~・・・
KYOさーん\(^O^)/
きたきた!きちゃったよー♪
この記事めちゃめちゃおもしろいです!
知らない国のいろんな話。
アクティブな青春時代を(←表現古ッ)過ごされのね♪
ステキです☆☆☆
また見にきますね〜(^-^)
あ…忘れてた。
伊達みらいのアレ、ありがとうございます(*^_^*)
…って、伝えたかったのでした(^^;)
▼みちるさん!!
こっちのブログにまでコメントありがとうございます!!
いやいや全然「アクティブな青春時代」なんかじゃなかったんですけどね…
基本的に、今に至るまで流れに任せるままの人生です(^_^;)
伊達みらいさん、たぶん私がお願いする前にネットに載せることは決定済みだったんじゃないかと思いますよー
でも嬉しかったです!
引き続き、あっちでもこっちでも今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m
母の日スペシャル、美味しそうです~~~。(=^▽^=)
こういうチマチマっとして可愛い和食は、こっちでは大手のホテルの和食レストランじゃないと無理だなぁ。
「安くて多い」が自慢のとこが多い。
うちの一人娘は「母の日」を祝ってくれる間もなく嫁に行ってしまって、
母の日は、もっぱら二人の母(実母と義母)のためにある。。。
▼無有さん、
私、和食に限らず「チマチマッとして可愛い」のが大好きで・・・
沢山の種類をちょっとずつ食べたい派です!
オットは逆で、美味しいものは独り占めして全部食べたい派なんです。
だから一緒に食事に行っても面白くなくて(怒)
いやいやお嬢さん、沢山のお孫さんを連れてきてくれて親孝行じゃないですか~(*^_^*)
考えたら無有さんちのお嬢様がお嫁にいらしたのって今の私の息子と同じ歳の頃なんですよね。
っていうか私自身がそうでしたw
改めてビックリです^^;
素敵な再会ですね〜。
日本にもなかなかないお店じゃないですか?
素敵な空間と美味しそうな食卓でうらやましいです
ご主人、体重が2倍?って、すごく痩せてた?
▼づみさん、
このブログを書くに当たり検索していて初めて知ったのですが、このお店、出資は日本の会社みたいですよー。
日本のお店も同じようにオシャレなのかな?って気になってます!(笑)
オットは、私と出会ったときはガリガリでしたよー
息子もかなり痩せ型ですが、オットの方が細かったと思いますー。
わ~、すごい再会ですね!
でも、ご縁がある方ってそうなんですよね~。
お料理とっても美味しそう!
私も食べたい~。
足元のストーブ、嬉しいですよね。
私も頭上のあの小型ヒーターみたいなやつは苦手です。
リンツのこのチョコ、友達が大好きです。
私もたに見かけるとつい買ってしまいます。
美味しいですよね~。
▼Rooさん、
はい、すごい再会でした!(^^)!
実は、EXPO関連で知り合った方とは、これまでにも「すごい再会」がいろいろあったんですー。
そういう思い出話にも、あれこれ花が咲いて楽しい時間をすごせました!
Rooさんも頭上のヒーター否定派ですか~。
アレを発明した人出てこーい!っていつも思ってしまいます(^_^;)
そして、リンツのチョコもお好きでしたかー!
私は、普段高いのでセールのときしか買えず…
で、それを見ている子ども達が不憫に思って(?)、母の日にプレゼントしてくれました!(笑)