南の島からのお客様と5月にあったことまとめ

なんだかボーっとして夏にあった話も書かないうちにアッという間に6月となり、ブリスベンには秋が深まっております。
6月のカレンダー
今月のカレンダーは「雪だるま」、このイラストは秋っていうよりすっかり冬ですが…(笑)

雪だるまが作れるほどには全然及ばないとは言え、ブリスベンは5月に急激にえらい寒い日が続きまして、慌ててコタツを出しました。

・・・とか書くと、寒がりの私が大げさに表現していると思われるかもしれませんが(実際そういうことも多々ありますがw)、先月は本当に寒い日が多かったです(><)
何しろ我が家には先々週末まで、ブリスベンの「寒さ」とは比較にならないくらい本格的に寒いタスマニアからのお客様がいらしていたのですが、寒さに慣れているはずの彼女が毎夜コタツで丸まっていましたから~ー。

で、

先週からは寒さは和らいだものの、ブリスベン、雨の日が続いています(><)

これは先週月曜日の我が家のベランダからの景色。
霧のブリスベン
このときは雨ではなく、霧が立ち込めています。

深い霧の日は、たいてい快晴になるので洗濯を山ほどしました。
霧のブリスベン
ところが!
霧が晴れた直後はキレイな青空が出ていたのですが、この日は午後から雨となり、せっかく洗った洗濯物は全然乾かず、結局家の中に干す羽目になりました(;_;)

今日は朝から久しぶりのお日様が出ていて、洗濯を4回こなしました~
午後3時現在、ブリスベンはぽかぽか日和の気持ちのいいお天気です。
今日は「急激に雨!」ということもなく、洗濯物もすっきり乾きそうです!

と、言うわけで、

タイトルの「南の島からのお客様」とは、タスマニアからやってきた、娘と同い年の13歳のお嬢さんでした(※南半球のオーストラリアから見ると、ミクロネシアなどの赤道付近の島々は「北の島」ですw)。
彼女は学校の学生交流プログラム(student exchange program)で我が家にきました。
いわゆる交換留学の国内版です。
娘の通う高校では、姉妹校間で国内外の学生交流プログラムがあります(娘の学年ではオーストラリア国内での参加のみですが、次の学年以降は国内に加えて国外が加わります)。
オーストラリアは州が変わると教育制度も異なっており、人の気質や町の雰囲気も全然違っていたりするので、国内であってもお互いに驚きのことがいろいろあるらしいです。

話は数ヶ月前、新学年が始まって早々の2月に戻ります。

娘の通う高校で学生交流プログラム参加者募集があり、娘は応募したいと言いました。
費用は往復運賃のみ、ただし選ばれた人はホスト・ファミリーとして、娘を受け入れてくれた相手の家庭の学生の受け入れをしなくてはなりません。
また、このプログラムは大変な人気で、応募者多数の中で選ばれるためには数々の難関をクリアしなくてはなりません。

参加希望者は、まずは事細かに項目のある応募用紙に自分の履歴を記入し、「どうして行きたいのか、自分が参加することによって自分や相手にどのようなメリットがあるか、今後の生活にどうつながっていくか」についての小論文を提出します。
それを学校が吟味し、候補者が絞られます。
その後候補者には面接が行われ、最終候補者が決まります。
その最終候補者の履歴を相手の学校に送り、相手の学校からのデータとつき合わせて、趣味や嗜好・性格・家族構成に至るまでのあれこれを見てマッチングを行います。
双方の学校で「この生徒とこの生徒なら」という組み合わせが出れば、晴れて「合格!」となります。

娘が行きたいと言った時点では、正直娘が選ばれるとは思っておらず、極々軽い気持ちで「応募してみれば~」と言いました。
選ばれるのは「若干名」で具体的な人数は決まっておらず「最大でも5人」とのことでしたし、我が家は「日本人家庭」という変わった環境であるのでマッチする学生もいないように思ってました。
ところが、私が
「『ウチは日本人家庭だからオーストラリアにいながらにして日本環境が味わえる。日本語を勉強してる人にはピッタリ』って書いちゃいなよ~w」
と入れ知恵をしたら、なんとびっくり、『ピッタリ』な子が相手の学校にいたんですよ(@_@;)!
『日本語を8年も勉強している』という子でした!

ですが種明かしをすると、娘が応募の際に書いた小論文もそうですが、「8年日本語を勉強した」というのはウソではないにしろかなり盛っていて、日本語や日本に特に興味があるというわけでもなさそうでした^^;
ひらがなの読み書きは出来るそうです。
でも日本語の会話力についてはほぼダメなようでした。
我が家は普段完全に日本語環境なのですが、英語を話さなければならない日々はちょっとつらかったです(とかなんとか言って、数日後には私は完全に日本語に戻ってしまい、オットと娘が通訳してくれてましたが…)。

まずは娘がタスマニアの相手の家に滞在してわかったことは、相手のお母さんは17歳のときに交換留学生として日本に1年滞在し、現在は日本語の先生をやっているということです(つまり自分のお母さんが彼女の日本語の先生でもあるわけです)。

その後実際にその子が我が家に来て判明したのは、その子のお母さんは、私やオットと同い年(しかもオットとは誕生日が二日違い!)だということでした。

私が「17歳」だった頃、私が通っていた高校にもオーストラリアとの1年間の交換留学制度がありました。
ただし当時は「留学」に行っていた間は単位として認められず、帰国後は一年ダブってしまうということがネックともなり、大変不人気で日本側からの応募者はなかなかいませんでした。
また、「オーストラリアに行く代わりに向こうからの学生を1年受け入れる」という条件もかなりのネックになっていたと思います。
結果としてオーストラリアからは毎年希望者がいるのにこちらから行く生徒がいないので受け入れ家庭も無く、留学生は英語教師が自分の家で預かっていました。

それにしても今になって、本当にもったいないことをしたなと思います。
希望者がいないので応募すればほぼ行ける状態だったのに・・・(><)

あの頃「オーストラリア」は、私にとって本当に遠い国でした。
っていうかオーストラリアだけでなく、「外国」全部が自分とは全く関係の無い(と、思い込んでいた)遠い遠い世界でした。
それを考えると、当時交換留学で互いの国に行っていた留学生たちはなんと勇敢なんだろうかと思います。
ネットも携帯も無く、今以上に心理的にも遠い距離だったんじゃないかなー。

・・・ですがもしあの時交換留学でオーストラリアに行っていたとしたら、きっとオットとも出会えず(それはともかく)娘も生まれてないし、今こうしてブログを書いているなんてことも無かったんでしょうネ。
それを考えると、まぁ、結果的には、正しい選択だったんでしょう(と、いうことにしておきましょう)!

さて、

そんなこんなで思いもしなかった「受け入れ」が決まると、我が家は準備でかなりオタオタしました。
いつも散らかっている家の中を見苦しくない程度に片付けるのももちろんですが、クイーンズランド州で子どもを預かるには、仕事にしろボランティアにしろ、「ブルーカード」と呼ばれる政府の登録が必要なんです。

これがそのブルーカード。
ブルーカード
名前のとおり「ブルー」。(笑)

このカードは、身分に偽りが無いとか子どもを預かるのに不適切な犯罪暦が無いとかの証明となります。
他州にこのようなシステムがあるのかどうか寡聞にして存じませんが、こんな申請が必要なほどクイーンズランド州って危ないのか^^;?と少し思いました。

ちなみに今回のように学校関連ボランティアの場合は申請も学校が取りまとめてくれて費用も無料(政府持ち)です。
私はオットと同時に申請を行いましたが、なぜか私のカードだけ2週間も遅れて届きました(激怒)

と、言うわけで生まれて初めて「ホストファミリー」をやったのですが、ほんの9日間ではありましたが、我が家に来たお嬢さんが大変よく出来たいい子だったので、大変楽しい思い出となりました!(^^)!

これは、我が家に来た子がくれたカードの一部。
カード
正直中学生くらいの子どもは苦手な私ですが、本当にいい子で、とっても楽しかった~。
帰ったとたんに、家の中がシーンとして寂しくなったくらいです(;_;)
彼女が滞在していたときの話は、機会があれば、また、そのうち。

・・・とかなんとか書きながらいつも「機会」を逃すので、5月にあったことを、自分用のメモとして箇条書きしておきます~。

<5月にあったこと>

– 車の運転本格的に始めました。練習中道を間違えてうっかり有料道路に乗ってえらい目に遭ったりしました。orz
今も日々練習です(><)

– キッチンのベンチトップにオットが(ようやく)防水加工してくれました。そして私はようやく食洗機を使いこなせるようになりました(今までの不調の原因が判明しました)。ついでに石鹸作りにハマったりしました!(^^)!

– 母の日に子どもらからプレゼントをもらい、「母の日スペシャル」を行っていたレストランで日本食を堪能しましたヽ(^o^)丿
→ブログ記事にしました! ブリスベンの日本食レストラン・美時と(いまさら)母の日の話

– 娘の部活関連で、2回のコンテストに2回のお披露目会がありました。
コンテストは見事ブリスベン内の参加校の中で2位となりましたヽ(^o^)丿(でも何部かは秘密ですw)

– オットの誕生日があって、息子のオーガナイズで焼肉に行きましたヽ(^o^)丿

– ブリスベンにあの日本の「ダイソー」が出来ましたヽ(^o^)丿すでに2度も行きましたw

– 初めてホストファミリーをやりました!
サンシャインコーストに行ったり朝っぱらからマウントクーサに登ったり夜のサウスバンクに行ったり久しぶりにシティキャット(ブリスベン川を走るフェリー)に乗ったりシティを見物したり「観光客」としてブリスベンとその近辺を周り、楽しかった!(←今回ようやくその一部が書けました…)

南の島からのお客様と5月にあったことまとめ” への9件のフィードバック

  1. 虹のパパ黒山羊

    そういえば、7月にウチにネパール人のガールスカウトリーダーが2泊3日するんだった。たしかに家中大掃除中です。ネパールでガールスカウトリーダーやっているので、おそらく大金持ちでインドやカナダやイギリスに留学経験のある大金持ちのお嬢様で、きっと家に召使いとゾウが居るんですよ…。いいんでしょうか…ウサギ小屋で…。(日本の住居の狭さも含めて学んで貰う予定です…(汗 )

    • KYO 投稿作成者

      ▼虹のパパ黒山羊さん、

      わー、ネパールから!!それは楽しみですねぇ!(^^)!
      きっと奥様やお嬢様方も楽しみにしておられるのでは?

      我が家に来た子のおうちもすっごい豪邸だったんですよー
      写真でみてビビりました。
      まぁ庶民の生活を垣間見ることも体験だとポジティブに考えることにしましたw

    • KYO 投稿作成者

      ▼のらねこさん(ハンドル変わったんですね!(^^)!)

      ホントいい経験になりました!
      いい子に当たってラッキーでした!!

      ブルーカードですが、制度はあるものの本当に機能しているのか、かなりナゾです・・・^^;

  2. Roo

    そっかぁ、国内版のホストファミリーなんですね!
    うちの息子の学校は夏休みにカナダのバンクーバー
    辺りに3習慣ステイするプログラムがあるんですが
    旅費が、5月の時点での見積もりが48万だったのに
    今月になったら53万になってたと参加予定のお子さんを
    持つお母様方が嘆いてらっしゃいました(^^;)

    • KYO 投稿作成者

      ▼Rooさん、

      三週間で53万円ですか ∑ヾ( ̄0 ̄;ノどひゃー!
      今はまたちょっと円高になったので、最終的には50万円くらいになるんじゃないでしょうか??

      そういえば日本にいる現役高校生の姪っ子が通う高校でもブリスベンに来るスティプログラムがあって、参加費は滞在1週間で40万円くらいって言ってました…
      カナダは遠いからまだわかる気もしますが、ブリスベンなら利用航空会社は明らかにジェットスターですし、学校間でのプラグラムのホームステイならホストに支払われるのは有料でも一週間に200ドルくらいだと思うんですよね。
      学費が高いのも確かですが、どうして40万円なんて金額になるのか…
      ナゾです。(-_-)うーん

  3. づみ

    うらやましい〜

    うちは3年前、NZの子を受け入れようと申し込んだけど漏れてしまいました
    仁海が留学すればいいのにと密かに思うのですがこれも無理そう

    よい子で良かったですね〜

    ご主人誕生日だったんですね
    おめでとうございます

    • KYO 投稿作成者

      ▼づみさん、ありがとうございます!(^^)!

      私の母も「留学したらいいのに~」と後押ししてくれてました。
      それでも全く興味が無く、全然行く気が起こらなかったのは、それが運命だったんでしょうね…

      NZの子ですか!
      実現しなくて残念ですね~。またチャンスがありますように!!

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