今日は立秋だそうですね。
ってことは南半球のブリスベンでは「立春」なんでしょうか?
2-3日前から急に寒さが和らいで、ぽかぽか陽気が続いています。
ブリスベンの春の風物詩、EKKAも今週から始まります。
わーい、早く暑くならないかな~。
さて、
今日の話題は、ついこの前だと思っていたのにもうかれこれ2ヶ月も前となってしまった岩手でのお話の続きです。
岩手旅行の二日目は、花巻在住のちろこさんとお会いすることになっていました。
ちろこさんとは、震災後にブログにいただいたコメントがきっかけで知り合いました。
ちろこさんはご自身のお仕事の合間を縫っての震災のボランティア活動で大変お忙しいご様子だったのでお声かけをするかどうかとても迷ったのですが、おそるおそるメールした私に、とても暖かいご返信をくださって、御目文字かないました。
ところで、今回の岩手旅行で何度もびっくりさせられたのが
「岩手は広い!」
ということでした。
物理的な広さはもちろんなんですけど、岩手にお住まいの方は距離的感覚がなんだか関東の狭い地域から来た私たちとはずいぶん異なるご様子というか、以前ブログに書いたナッツさんもそうでしたが、「そこなら車で1時間ですから近所です!」というようなことをおっしゃるんです。
オーストラリアの人も「車で1時間は極近所」という感覚を持つ人が多いですが、この辺り、岩手の人たちと似てるんじゃないかと思いました。
今回ちろこさんは私たちが泊まっていた宿にお迎えに来てくださったのですが、「同じ花巻市内ですから近いですよ!」とおっしゃったのを鵜呑みにしてしまいましたがその「近い」距離は車で30分(!)だったのでした・・・
なんだかもう、申し訳ない気持ちでいっぱいです・・・
とかなんとか言いつつも、結局ちろこさんには甘えに甘えて、直販店→酒屋→食事処とあちこち連れて行っていただきました。
地元に詳しい方が案内してくださらなければ、あんなに効率よく廻れませんでした。
ちろこさん、本当にありがとうございましたm(__)m
JAいわて花巻の農産物直売所、「だぁすこ」。
地元の人でわいわいにぎわっていましたー。
ちなみに「だぁすこ」とは、お囃子の太鼓の音だそうです。
一緒にいただいた、岩手名物じゃじゃ麺。
中華料理のジャージャー麺とは違ってうどんを使ってありました。
炭水化物たっぷりです~。
おいしゅうございましたーーー。
ご飯を食べに行ったお店で観光客を待ち受けていた鹿踊りの人。
「鹿踊り」と書いて「しか」ではなく「『しし』おどり」だそうです。
実は私、「〔鹿踊り〕と書いて〔ししおどり〕と読む」というのはもうかれこれ30年くらい前から何度も読んだ宮澤賢治の童話で知っていたのですが、今回岩手に行くまでは「鹿踊り」というのは宮澤賢治が作った架空のお話の中のものだと思いこんでおり、実際にあるものだとは全く知りませんでした<大変失礼いたしました!
ただ、大変ややこしいことに、宮澤賢治の「鹿踊りのはじまり」は、鹿踊りをモチーフとしてはいるものの、内容は宮澤賢治の創作なんだそうですよ~(だから「架空」と言えば架空なんですねー)。
私たちが見かけた観光客用に踊っていた鹿踊りの鹿さんはお一人でしたが、実際の鹿踊りは数人で、ものすごい長い角でつつきあって踊るのだそうです。
本物をいつか見てみたいなー。
そんなこんなで午前中めいっぱいちろこさんにお付き合いいただきました。
ちろこさん、ありがとうございましたーm(__)m
で、
午後は母の希望で、新幹線に乗って隣の駅、一関へ向かいました。
平泉にある「中尊寺」へ行ったんです。
実は中尊寺は父と母の思い出の地のひとつだったらしいです。
そんな話は、花巻に来てから知りましたorz
母には予定を組む前に「行きたいところがあったら言って」と申し渡しておいたのに、そのときには遠慮していたのか中尊寺のことは言いませんでした。
ところが知らない間に母は花巻で泊まった宿のフロントのお姉さんに
「ここから中尊寺は遠いんですか」
と質問しに行っており、岩手の生まれ育ちであるらしきお姉さんは、
「車で1時間半くらいですから、すぐ近くですよ」
と答えたらしいんです・・・・・orz
私的感覚では「車で一時間半(ということは往復3時間)」という距離はちっとも近くない気がしますが、俄然行く気になってニコニコしている母をほうっておくわけにもいかず、中尊寺まで行くことになりました~。
と、いうわけで、一関駅到着~。
駅の構内では、ボードとペンが用意してあって地震の被害に遭った方への励ましメッセージを募集していました。
花巻駅から中尊寺の最寄の駅の一関駅までは鈍行電車もあるそうなんですが、時は金なり、背にハラは変えられない、ということで、新花巻から新幹線→一関に着いたらタクシー(帰りはその逆)というルートを使いました。
鈍行だと新花巻←→一関は一時間ほどかかるのですが、新幹線だと、30分とあっという間でした。
ただ、一関から中尊寺までのタクシーでの時間がやはり30分くらいかかりました。
私的感覚では、やっぱり遠かったです・・・。
中尊寺の入り口についてからがまた遠いんです。
境内は小高い山道になっています。
「金色堂までは徒歩15分ほど」と書いてありましたが、70代半ばとなって足腰が弱っている母と、日ごろ運動をしていない私にはとても「15分」じゃたどり着けませんでした・・・
境内の中腹にて。
岩手は山がいっぱいというのが事前の勝手なイメージでしたが、確かに山も多いのですが平野部も広いので、どこに行っても空がすごく広く感じます。
智恵子が「東京には空がない」と言ったのも、この空を見慣れていたらそりゃそう感じるよな、と納得できました。
追記。
智恵子が「ほんとの空」だと言っていた「あどけない空の話」は、
「阿多多羅山の山の上に毎日出ている青い空」
でした。
阿多多羅山(=安達太良山)は福島県にある火山で、高村光太郎が岩手県花巻に身を引いたのは、智恵子の死後だそうです。
混同しちゃってごめんなさい(><)
30分近くてろてろ歩いて、ようやく金色堂のある新覆堂に到着~。
この建物の中に金色堂がっ!!!
・・・でも保護のため、金色堂の撮影は一切禁止でした(残念!)
この記事を書くに辺りwikipediaに画像が載ってないかな…と検索してみたら金色堂は載ってなくて上の写真と同じような位置から撮った新覆堂の画像だけだったのでちょっと笑いましたw
金色堂を拝観したあとは副葬品やらの展示物を見学し、それでもう時間切れとなって帰路につきました。
なんと中尊寺本堂へのお参りもしていない(><)という超バチ当たりな見物でした。
とんぼ返りで戻った一関の新幹線ホームにて。
平泉の文化遺産を世界遺産へ
・・・と書いてありますが、私たちが訪ねたすぐその後に、中尊寺の金色堂はご存知のとおり世界遺産に登録されました!(^^)!
平泉には中尊寺以外にもたくさんお寺があって、数日いないととても廻りきれません。
そもそも中尊寺だけでも、丸一日あっても見学し切れないんじゃないか?という印象でした。
・・・母が元気なうちに、ぜひとも再訪したいと思います。(T_T)
ちょっと長野県一周の旅に行ってました。帰りは新潟周りでトータルで1600㎞の旅でした日本も広いですよね~。
そうなんですよ、岩手県は本州一面積が広い県なんです。岩手県の中に四国4県がすっぽりと入るそうです。ですからこの辺に生息していると片道2~3時間の運転ならば「ちょっとそこまで」って感覚なんです。でもアメリカやオーストラリアと違って2時間走ってもさほど遠くまで行けないです。道が混みこみだし制限速度の問題で。そうそう、中尊寺を甘く見ると大変ですよね。私もあんなに歩くとは思わなかったのできつかった記憶がありますよ。私もKYOさんのお母様と同じで思い出の場所です。また平泉にはぜひゆっくりとお越しくださいね~
▼ちろこさん、
長野一周の旅いいですね!(^^)!
私は長野に足掛け3年ほど住んでいましたが、地図上の直線距離では近くに見えても山ひとつ越えていかないとならなかったりして、本当に広いですよね…
それにしても岩手の中には四国がすっぽり入っちゃうんですか(@_@;)広いですねぇ!
・・・って書いていて思い出しましたが、千葉も意外と広いんですよ~
6月の帰省時は電車が節電モードになっていて乗り換え接続がうまくいかず、岩手から東京に戻るより東京から千葉県内の母の家にたどり着くまえでが本当に遠く感じました(涙)
平泉、そう遠くない未来に行きたいと思います(^.^)
本当にありがとうございました!
中尊寺、懐かしいです
高校のときに家族と行きました
是非、近いうちにお母様を連れていって差し上げてくださいね
鹿踊り、なっちゃんの息子さんたちやってましたよね〜。
夏になると稽古している記事がアップされてましたよね
▼づみさん、
がちょーん、マジですか>ナッツさんの息子さん!!
私ったら、いったいどこを読んでいたのか・・・・・orz
因みに、うちの息子とダンナは「はやて」の親子ペア試乗に
当たって、仙台→大宮でデビュー前に乗ってます。
はい、大宮→仙台間は勿論、自費です!
乗り心地は良かったそうです。
が、グランクラスはロープ引いてあって進入禁止だったそうです。
まっ、親子ペアだから、子供沢山だから仕方ないのかなぁって
残念がってました。
▼Rooさん、
うひゃあ、デビュー前に乗車済みですか<さすが~!!!
そしてもしかして、息子さんだけでなくダンナさまも乗り鉄さんなんですか・・・?
息子くんはお父さんの血をついでおられるのかな~?(笑)
こんにちは。
距離の感覚、ちがうものなんですね。
確かに、車や乗り物にのって、30分以上かかるのは、すでに遠い場所と感じますけど、すぐそこと感じれおられるのですね。
お母さまもよく歩かれましたね。中尊寺の入り口からの道のりのお写真になんだかじんとしました。お年を召してからも、楽しみながら一緒に旅行というのがほんとに素敵です。
▼バラカさん、
そちらでも「30分」は遠い場所ですか???
私は、ブリスベンで「30分」といわれるとそんな遠くには感じないんです・・・(笑)
母は自分が言いだしっぺなのでがんばったみたいです^^;
歩きすぎると次の日寝込んだりするのでどうなるかなぁと思いましたが、岩手の温泉のおかげで疲れも残らなかったようでした。
ホッ!
えーーーーー岩手県はもう2ヶ月も前ですか~~光陰矢のごとしですね!!
一時間が近所の範囲なんですか~~。私お嫁に来て主人が同じ地区を「近所」と言っていたのに驚いたんです。私自身は近所=隣数件でしたので・・・・・。
▼たいゆうさん、
ホント毎年時間には加速がついていくのですけど、今年はいったいどうしちゃったの?ってくらい早く感じます・・・
そちらも「近所」の範囲が広いんですね(^^)
私も「近所」は隣数件間隔です~。
えーちゃんと同じく、ジャージャー麺かと思いました(^^;)
でも、美味しそう!
タイムリーでしたね~。
世界遺産ですもん。
前回、町の方々がも物凄くガッカリされてた様子をTVで観ていたので
今回、登録になって良かったなあ、と他人事ですが喜んでました。
そっかあ、そんなに広いんですね~。
私もいつか行ってみたいですが、うっかりそんな事を言うものなら
「はやてで行こうよ!」と小躍りして言い出すヤツが約一名いるので
気を付けないといけません(^-^)
▼Rooさん、
じゃじゃ麺はジャージャー麺が元になっている料理だそうですが、別物でした(^^)美味しかったです!
『はやて』私も乗りたいんです~
グリーン車指定席に乗ってみたい~!!
娘に「乗りに行こう!」と誘ってみたんですが、「えぇー。電車なんてわざわざ乗りに行きたくないよぉー」と断られてしまいました…
息子君、一緒に乗ってくれないかなぁ(;_:)
ちなみに残念ながらはやては一関(中尊寺の最寄り駅)には停まらないんです、残念~。
「じゃじゃ麺」、ジャージャー麺の事かと思いましたが、うどんなんですね?
ちょっと驚きましたが、確かに美味しそうですね~♪
中尊寺、来月行ってきます!(その予定。笑)
先日行くという話を聞いたばかりなのでよく分かりませんが、本堂までたどり着けましたら、KYOちゃんの分までお参りしておきますね♪
▼えーちゃん、
わぁー、中尊寺いかれれるんですか!
金色堂にたどり着く前に本堂があるので、普通の旅行だと、本堂にお参り→金色堂見学、ってコースになるんじゃないですかねー?
お参りよろしくお願いします~(笑)
じゃじゃ麺にもめぐり合えるといいですねー!(^^)!
中尊寺懐かしい。高校の修学旅行で行きました。写真の階段で記念撮影したのを覚えています。確か,新覆堂の中は撮影禁止で,「丸儲け,丸儲け。坊主丸儲け。撮影禁止。撮影禁止。絵葉書売って,坊主丸儲け」にメロディーを付けて歌いながら帰ったのを覚えています。何と罰当たらな。うちの学校はカトリック系ですけど。
▼AKIさん、
そうですか、修学旅行は東北だったんですね!
私、今回の岩手が最北端の旅です(それまでは仙台までしか行ったことがありませんでした~)。
坊主丸儲け、確かにそうかもしれないですね・・・^^;