70代半ばの私の母が、ひとりでオーストラリアに来ることになりまして。
まぁ、母にしてみても外国旅行とは言っても私んちに来るだけなので、難関と言ったら飛行機に乗って、オーストラリアにたどり着いて、私たちと無事会うまでです。
とりあえずパスポートと航空券、ビザと少々のお金【だけ】持っていればあとはなんとでもなります。
それに高齢者とは言え未だに現役で看護師やってるような母ですから心配はそれほどしてないんですけど、一人旅となるといろいろ気になる点もあります。
なので出来る限り不安はつぶしていこうということで、ちまちま作戦を練ってきました。
今回ちょうど子どもたちの夏休み期間なので、ブリスベンかゴールドコーストの空港ではなく、ちょっと離れたケアンズに来てもらって、娘と二人で迎えに行って、私と娘もついでに観光客気分を味わってくることにしました!(^^)!
と、いうわけで母に代わって私がやったのは、
– ETAS(電子ビザ)をとる
– 航空チケット(ジェットスター)をとる(※その際、昇降機の使用も依頼)
– 海外旅行保険を手配
– 成田空港からケアンズの宿泊ホテルまでの日程表を作成し母に郵送(※ついでに万が一私の乗る便がケアンズにたどり着けなかったことも考えて、空港からホテルまで行けるくらいのオーストラリアドルも同封)
以下、長くなるので細かい内容が必要ない方はここをクリックで今年最後のご挨拶にどうぞ!
– ETAS(電子ビザ)をとる
なにはともあれまずはビザ(というかETAS=電子登録観光ビザ)です。
実はワタクシ、これまでにETASの手続きをしたことがありません(汗
初ETASです。
どこでどう取得するのかさえわかりませんでしたが、ビザなんだからやっぱりオーストラリア大使館だろう…と思ったら、
実は違いました。
いや、違ってはいないのですが、なんと!オーストラリア大使館で取得するより安いところがあちこちにあったのです。
ETASの発行料金は、無料だそうです。
でも、オーストラリア大使館では、「システム使用料」とやらを20ドルも取るんです(2012年現在)。
さて、ここから先が不思議なところです。
ETASは、旅行代理店も含めて代行で取ってくれる業者がわんさかあるんですけど、その手数料はまちまちです。
普通に考えたら、代理店はどっちにしてもオーストラリア大使館に申請するんですから、20ドル+手数料。と思いますよね?
実際、多くの代理店ではそのくらいの料金を請求しているみたいです。
ところが!
ネットにはなんと、大使館に頼むより安い!(しかも早い!)というビザ代行専門業者があるんです。
なんで?
なんで?(?_?)?
さっぱりわかりませんが、とにかくあるんです。(笑)
で、
今回はテレキュートで手配したんですが、申しこんだ後でもっと価格の安いところを見つけてちょっと後悔したりしました。
次回はそっちを使ってみたいと思います(と、いうわけで、以下のURLは自分用のメモです)。
テレキュート: http://www.telecute.co.jp/
View Grant : http://shop.viewgrant.com/?pid=18285411
– 航空チケット(ジェットスター)をとる(その際、昇降機の使用も依頼)
ブリスベンに来るとなると、使うのはやっぱりジェットスター!
…と、いうか、直行便のチョイスは、2012年現在ジェットスターしかありません(T_T)。
別の航空会社を手配した場合は日本を出た後にどこかで必ず乗り換えが発生してしまうので、英語の全くわからない母には難易度が上がってしまいます。
そもそもカンタスやJALで高いお金を払って航空券を買っても、オーストラリア便の場合は、乗ってみたら機材は共同運航のジェットスターだったΣ(゚□゚;)というのがオチです。
ただ、ジェットスターを使うとなると、ちゃんと予定通り飛ぶのかどうかとかいろいろ問題なことがある^^;わけですが、一番心配なのが、母は膝が弱っているため階段の昇り降りがゆっくりとしか出来ないことでした。
ゴールドコースト空港及びケアンズ空港では、空港の建物が平屋建てなので、飛行機の昇り降りはタラップです。
でも、そこはさすがオーストラリアというか、車椅子が必要な人にはちゃんと昇降機が用意されています。
けれども昇降機をどうやって予約したらいいのかよくわかりませんでした。
ジェットスターのページには、身体の不自由な人は介助の人も同行するように、という注意書きは載っているのですが、母の場合は介助は必要なく、階段の昇り降りが遅いだけです。
母一人でも昇降機を使わせてもらえるのか、それとも使いたいなら同行の介助人が必ず必要なのかどうかもわかりません。
その点をチケットをとる前に電話で確認しようとしたら、「大変混みあっており、15分以上お待ちいただきます」という音声が流れて20分待ってもつながりませんでしたorz
ホームページを再確認したらメールでの問い合わせも出来るとのことだったので、メールで質問してみました。
が、返事が来たのは、問い合わせしたことすらすっかり忘れた1ヶ月近くあとでした^^;
結局、母のようなケースは同行者も必要なく、昇降機を手配したい場合は往復のチケットを取った後にジェットスターに連絡し、その旨伝えるだけでOK(その際の手配料なども不要)だそうです。
ところが、
ここで終わらないのがジェットスターです。
往復チケットを予約したのち、なかなかつながらないカスタマーセンターに頑張って電話して昇降機の手配を頼んだところ、
「そのようなリクエストはお受けしておりません(キッパリ)」
と言われてしまいました~orz
もちろん、ここで引き下がるわけにはいきません。
チケットを取る前にわざわざ確認して昇降機を使えるというから予約したのに今更使えないとは何事だ、フザケンナ!
…ということを、とても丁寧に、静かに申し上げました。
そしたら今度は、
「いったい誰がそのような案内をしたのか、確認してみるから係りの名前を言え」
というのです。
このような場面は想定していなかったので、電話連絡してきた人の名前なんて控えていませんでしたorz
私はネット経由でそちらに連絡したのであるからそっちに記録は残っていないのかと問うと
「調べてみましたが、あなたからのリクエストはもちろん、こちらからご連絡差し上げた記録もございません(キッパリ)」
だそうで・・・orz
この後、いろいろすったもんだが続くのですが、結局は昇降機の予約は出来ましたw
と、いうのも、オペレータの方が、
「そもそもワタクシどもの飛行機には、昇降機がございません」
などとおっしゃるので、それはおかしい、私は何度もジェットスターに乗ってますがその際何度も昇降機が動いているところを見てますよ、そもそもホームページを拝見すると身体が不自由な方の受け入れもなさっているようですが、そういう方々はどうやってタラップを上がるのですか?と突っ込みを入れたところ、ようやく「上司に確認してみます」となったのでした。
電話がつながるまでに何度もトライして半日仕事でした。
はー、疲れました・・・(/_;)
ちなみにネットでジェットスターのチケットをネットで予約する場合、介助が必要かどうかについての項目がちゃんとあって、大まかには伝えることが出来るようになっています。
が、母のように、「介助は要らないけど、昇降機は使いたい」というようなリクエストに対応するつくりにはなっておらず、細かいところはやっぱり電話で伝えるしかありません。
と、いうことは、対応してくれるかどうかは気分次第!ってことなんですかね?(よくわかりません…)。
今回はとにかく一件落着ですが、「リクエストはチケットを予約した後に」ということなので、今後も毎回不安が残ることになりますね(T_T)とほほー。
次回の手順は、「まずはメールで問い合わせ」→「返事が来たら、係員の名前を聞いておいてメモ」→「航空券予約」→「昇降機手配」ですかね…。
– 海外旅行保険を手配
母は毎回近所の雑貨屋さん経由で海外旅行保険を掛けているのですが、これがとにかく高い!!
今回の母の滞在は二ヶ月という長丁場なので、保険はできればなるべく安いところで…ということでネットを探していました。
ところが、探し始めてびっくり、70歳を過ぎると、扱っている保険会社が極端に限られてしまうんです!
と、いうか、「滞在二ヶ月」で「70歳以上OK」で「自由な保険設定(バラ賭け)あり」で「ネットで掛ける」という条件に合ったのは、2012年12月現在、たった一社しかありませんでしたorz
損保ジャパンの「新・海外旅行保険【off!(オフ)】」というものです。
・・・と、文章にしてしまうとあっという間に決まったようなんですが、ここにたどり着くまでは長い道のりでしたorz
何しろ問い合わせをしたくても、どこの保険会社もフリーダイヤル(=海外からの問い合わせはNG)になっていて、ブリスベンからは問い合わせが出来ないんです(;_;)
この件については、妹に大変世話になりました。
日本国籍保持者が海外旅行保険を掛ける場合は日本国内で出発前に契約しなければならないのと、母はクレジットカードを持っておらず代理人が掛ける場合は代理人も日本在住である必要があるとのことで、そこも全部妹に頼みました。
ありがとう>妹!
なお、保険料は、滞在地がオーストラリア、目的は観光、滞在期間が60日、契約プランは「個人プラン」の「オーダーメイド」で、傷害死亡、治療費用 、疾病死亡、救援者費用が【1000万円】、携行品損害と航空機寄託手荷物遅延等費用は【なし】、賠償責任 が 【一億円】で合計14,300円でした。
年齢に拠る価格の違いは無いそうです(※2012年12月現在)。
他会社では、「70歳以上は保険が掛けられるかどうかは窓口で本人を面接確認した上で、価格は69歳以下のものとは別料金」なんてところもあったので、かなり満足です!
掛けたあと、保険内容がネットで確認できるというのもすっごく魅力でした。
現在は高齢者でもバンバン海外旅行に行っていると思っていたのですが、皆さん保険はどうされてるんでしょうか…
高齢者がキラクに掛けることが出来る海外旅行保険が、もっともっと増えてくれるといいんですが。(><)
– 成田空港からケアンズの宿泊ホテルまでの日程表を作成し母に郵送(ついでに万が一私の乗る便がケアンズにたどり着けなかったことも考えて、空港からホテルまで行けるくらいのオーストラリアドルも同封)
成田空港に到着して、チェックインして、出国検査を受けて・・・という事細かなあれこれを書いた日程表とともに、ケアンズに到着してからタクシーに乗って一人でホテルにたどり着くまでに必要な英語を指差しで行えるようなメモを同封しました。
と、いうのは、私と娘がブリスベンからケアンズまで向かう便は母の到着する前日のジェットスターの最終便で、予定通りなら母を迎えに行けるのですが、ジェットスターだけに何がどうなるか予断を許しません。
ここだけは、きっと、最後までドキドキすると思います(笑。って笑ってる場合じゃないんですけどね。頼むよ>ジェットスター・・・(T-T))
あと、母には念のためアマゾンで、下記の英会話本も送っておきました。
旅の指さし会話帳mini英語
←すんごい久々のアフィリエイトですw。
もうリンクの貼り方もすっかり忘れてて、苦労しました…
カンボジアに行ったとき、このシリーズのカンボジア語版を買って持っていきました。
結局は、カンボジアの人たちの(と、いうか、アンコールワット近辺でがんばる人たちの)英語力がスゴすぎてカンボジア語の会話本は全然使いませんでした^^;が、心の支えにはなりました(なので母にもお守り代わりに…)。
さて母は、無事オーストラリアにたどり着けるでしょうか?!
いや、着くまでは大丈夫だと思うのですが、無事ケアンズで会えるでしょうか^^;?
どうなることやら、とドキドキですが、楽しみです!
と、いうわけで、これが今年最後のブログ更新です。
今年もお付き合いまことにありがとうございましたm(__)m
・・・でも、今年一年のブログの試みである【一ヶ月に一回更新】は、私のリズムに全然合いませんでした^^;
書きたいときに書かないと、書きたかった内容を忘れてしまう感じです。
でも、ブログは長文でダラダラと書きたい私^^;なので、時間を確保できないとどっちにしても書くことも出来ず…
最近は、SNSでの更新のほうがラクなこともあってそればっかりやっていて、もうブログじゃなくてこれだけでいいじゃん?とも思えてきましたが、SNSの難点は、後からの検索や読み返しが大変なことでした・・・
自分用のメモとしてアップすることも多かったので、検索できないのはイタかった。
来年は、初心に戻って、ちょっとこの辺も考えてみたいと思います。
では、どなた様も、どうぞよいお年をお迎えください。
来る年が、笑顔いっぱいの素敵な年でありますように!!
はじめてコメントさせていただきます。いつも楽しく拝見させてもらっています。楽しくて詳しくて、かなりKYOさんのファンです(*^^*)
つい先日、友人がjetstarで日本へ帰る際、エンジン故障で空港で七時間待ち、関空に着いたのは午前3時だったとか!午前3時に着いてどうするんだ⁉って驚きましたが…やっぱりjetstar、何が起きるか分かりませんよね(~_~;)
KYOさんが無事ケアンズに着き、
お母様を迎えにいけますように。そして素敵な時間を過ごされますよう… またブログアップ楽しみにしています。
▼ごるふぃさん、いらっしゃいませヽ(^o^)丿
初めてのコメント及び熱烈なるコメントありがとうございます。
めっちゃ照れました(*´∀`*)えへへー。
関空に午前3時はツラいですね(T_T)
ジェットスター、類似の話はよく聞きますね…
私が今一番恐れているのは、母の乗った便が天候不順か何かで予約していたのとは別の飛行場に着陸してしまうことです。
ゴールドコースト到着予定便がブリスベン空港に…という話も何度か聞きましたので。(涙)
ブリスベンにお住まいなのですね。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
高齢者の海外旅行保険すっごく参考になりました。
義母の事ですが、いつもJTBの言いなりでけっこう高い保険かけてましたから。ちなみに今度の3月に行く韓国旅行も3泊4日で1万5千円ぐらいです。
いつもブログのほうを楽しみに見ていました。
どうもSNSは得意じゃなくて(時間系で掲載されているのでたまにしかアクセスしない私には膨大な量になっていて不便)
来年もブログ更新たのしみにしています。
▼マキチャンズさん、あけましておめでとうございますm(__)m
わー、お久しぶりのコメントありがとうございます!(^^)!
3泊4日で1万5千円ですか・・・
でも、手厚いオプションが付いてるんでしょうねー。
私が母に掛けたのは、極々基本的なものだけですから。
これから年齢を重ねるごとに、海外旅行保険はますます頭を悩ませることになりそうです。
クレジットカードに加入させて、それに付随している保険でもいいかなぁ、と、今考えているところですーーー。
今年もよろしくお願いいたしますm(__)m
お母様、すごいですね~。
うちの父はもう国内でもダメです。
羽田→熊谷の移動が大変だからって(>-<)
母毎年運動会を見にきてますが、羽田まで毎回
送迎してます。
楽しい滞在となりますように。
今年も色々と有難うございました。
来年もよろしくお願いします。
▼Rooさん、あけましておめでとうございます!
私の母も、国内の移動は大変そうにしてますよ^^;
歩く速度が遅くなっているので、電車の乗り換えとかもしんどそうです。
お父様、毎年いらしてるんですね!
お孫さんの成長を楽しみになさっているんでしょうね(#^.^#)
今年もどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
うみゅー LCCを使いこなすのはなかなか大変そうですねぇ…。飛行機という乗り物は、弱者(ハンディキャッパー・赤ちゃん・老齢者・妊婦さん…etc 加えて少数の食事制限がある人たち )にとても優しい乗り物だったと思うのですが、そう言う人は「お金を払ってサービスを受けられるキャリアに乗ってね」って事なんですかね…。
▼虹のパパ黒山羊さん、あけましておめでとうございますm(__)m
今年もどうぞよろしくお願いいたしますー。
LCCだから、という問題なのでしょうか~。
その昔ニフで、歩行が不自由な方が飛行機のタラップで拒否られた話を読んだことがあります。
ちょっと記憶が定かではないのですが、日本の国内線での話しだったような…
今回オペレーターさんと話していて感じたのは、「あなたジェットスターに乗ったことないでしょ?!」ということでした。
念のために書いておきますが、ジェットスターの日本語オペレーターは慇懃無礼でひどい対応の人が多い、という噂をあちこちで耳にしていますが、私の対応をしてくださった方はそんなことはありませんでした(すごく一生懸命に対応してくださいました)。
ただ、あまりにも情報知らなすぎじゃね?とは思いました。
まぁ、ギリギリの経費削減を考えた場合、こういうところにお金を掛けないのは当然と言えば当然なのかもしれないですけど。
今回の場合、もしまだJALの直行便がブリスベンに飛んでいたとしたら、2-3倍の金額を払ったとしても母の一人旅にはそちらを選んだと思います(T_T)
その昔、英語はもちろん日本語も読み書きできない5歳の娘がJALのおかげでブリスベン空港から成田空港まで一人旅をしたご恩を忘れません。
週に1便でもいいので、成田←→ブリスベンのJAL便が復活して欲しいです(…などというリクエストにいちいち応えていたから一度つぶれたんでしょうけども^^;)。
KYOさん
無事にケアンズでお母様に会えますように、、、。
私までドキドキしてきました。
KYOさんのブログ、またとっても役に立ちました。ありがとうございます。
また来年もどうぞよろしくお願いします。
良いお年をお迎えください。
▼モンキーさん、あけましておめでとうございます!
昨年は、あっちでもこっちでもお付き合いいただきありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
歳をとるごとにいろいろなことに自信を失いつつある母なので、今回の旅で小さな自信を取り戻してほしいなぁと思ってます。
裏目に出ないことを祈るのみです(T-T)
いよいよですね。
万一の時は、私たちもサポートできますよ。
今日バスを待っている時に、kyoさんたちがお泊まりになるホテルで働くおばさんと少し喋りました。
普段の行動範囲内ですので、お気軽にどうぞ。
それではよいお年を。
▼tsukiさん、あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたしますm(__)m
サポートのお申し出、ありがとうございます~
ものすごく心強いです!
もしかしたら、万一のときは本当にお世話になっちゃうかもしれません(そのときは、どうぞよろしくお願いいたしますー)。
ケアンズも、トランジットでは何度か通りましたが、街を訪れるのはなんと16年ぶりです(娘と母は初めてです)!
母に会うのも楽しみですが、tsukiさんたちに久しぶりにお目にかかれるのもとっても楽しみです(#^.^#)