ようやくキッチンのリフォームにとりかかります!
ブリスベンで今住んでいる家に引っ越してきてから、あっという間に干支が一回りしてしまいました。
「引っ越す前にここは直したほうがいいよ」と指摘された箇所はどこもかしこも放置しっぱなしでしたが、10年経つころからごまかせなくなってきて、ベランダやシャワールームなど緊急を要するところから、徐々にリフォームをすることになりました。
・・・というのが前回までのあらすじ(笑)です。
実は今回の「キッチンのリフォーム」の前に、先月大緊急で「ソーラー温水器の総取替え」なんて事件もありました。
総取替えの詳細はすっとばしますが、ソーラー温水器およびその前に設置したソーラー発電機のモトが取れるまでは、引越しの可能性はほぼ無くなりました・・・
なので、伸ばし伸ばしにしていたキッチンのリフォームも、思い切って今やってしまおう!ということになったんです。
と、いうか、我が家のキッチン(というより「台所」という言葉がぴったりくるような場所)はガスレンジも何にもなくて、もし家を売るとなると、どっちみちその前にリフォームしなくてはならない状態でした。
ちなみにで現在どうやって料理を作っているか?というと、毎日メインで使っているのは「カセットコンロ」です(T-T)
もうかれこれ半年以上そんな状態です。
そしてカセットコンロを使う前は、10年くらいキャンプ用のガスコンロで生活していました。
寂しすぎです。(/_;)
実を言うとキッチンのリフォームは、もう10年以上も前から、「さあ、やろう」と腰を上げかけてはやめて、を繰り返してきました。
だって、本当に面倒くさいんです(><)
日本だったら、キッチンのリフォームは、メーカーを選ぶだけ、もしくはキッチンを決めた後は工務店かどこかに工事を依頼すればそれで全てOKですよね?
ところがオーストラリアでは、まずはメーカーを定めて、何を買うかを決めて注文した後は、自分で「工事してくれる人」を手配しないとなりません。
「工事してくれる人」というのは今あるキッチンを撤去して新しいものを設置してくれる大工さんだけじゃなくて、上下水道工事をしてくれる人、電気工事をしてくれる人、そしてガスを設置する場合はそれを請け負ってくれる人、です(T_T)
キッチンのリフォームを工事人込みでトータルで全部請け負ってくれる会社もまったく無いわけじゃないんですが、その場合はその会社が請け負っているキッチンしか選べず、私の好みではない上に料金も目玉が飛び出るほど高くて断念しました・・・
そうこうしているうちに10年が経ち、その間に、信頼できる大工さんと水道工事屋さんと電気工事人さんとのつながりもできました。
それでようやく、「今度こそリフォームに取り掛かるか!」という決心がついたというわけです。
ところでこの「リフォーム」という言葉ですが、和製英語ってご存知でした???
「reform」という英単語は存在するんですが、これはたとえば「国の改革」などをさす時に使う言葉であって、建物には使えないんです。
オーストラリアではキッチンの作り直しは「リフォーム」ではなく「リノベーション(renovation)」っていうんですが、以前、合衆国にお住まいのあのお方がキッチンのリフォームをされた際には、合衆国では「リモデリング(remodeling)」という、とおっしゃっておられました。
かの国にも「リノベーション」という単語ももちろん存在するのですが、それは「壁も全部ぶっこわして、間取りなども含めて根本から作り直す」ような時に使われる言葉だそうです。
さて、
どこのメーカーのキッチンにするか?は、本当に迷いました・・・
どこのを選んだとしても今使っているキッチンよりは良くなることはわかっていますが、どれを見てもピンと来なくてイマイチで、最終的に完璧に満足することは無いなという感じでした。
と、いうのは、私の頭の中にはどうしても日本のキッチンが浮かんできてしまうんです(T-T)
日本に住む妹の家のキッチンは、我が家のキッチンの半分以下のスペースですが、すごく使い勝手がよくて遊びに行く度に感嘆してしまいます。
動線がものすごくよく考えてあるし、デザインもいちいちステキなんですよね。
オーストラリアでもカネに糸目をつけなければ大満足のキッチンだって作れるんですが、そんなわけにも行かないし・・・・・
それで結局どうしたか?というと、タイトルを見ておわかりのようにIKEAにしました~。
正直に言うとIKEAの家具はまったく私好みではなくて、展示場を見に行っても「ぇぇぇ・・・」なことが多いです。
が、まずは「値段」に惹かれました。
どうせ「どれを選んでも完璧に満足することは無い」のなら、安いほうがいいや。となりました。
専用ソフトをダウンロードして、「配置を自分で好きなようにデザインできる!」というのにも惹かれました。
ほかのメーカーでも配置はもちろん好きなようにできるのですが、私は頼んでしまった後に「こうすればよかった…」と悩むことが多々あるので、自分がナットクするまで自分自身で図面上でいろいろ試せるIKEAのソフトは、とっても便利で楽しかったです。
でも実は、ナットクするまで試したあとにいざ注文しようとしたら、時間をかけすぎて専用ソフトのバージョンが古くなってしまって使えなくなっていたのにはショックでした・・・orz
日本のIKEAはまだ「ソフトウェアをダウンロードして」となっているようですが、オーストラリアのIKEAのキッチンプランナーはブラウザのプラグインに組み込まれるように変更されていて、以前のソフトウェアは使えないんです(/_;)
この変更は、「ソフトウェアをダウンロード」だと新製品が出たり取り扱いをやめた商品があったときに対応できないからのようです。
結局自分のPCから印刷していった注文書を見て、お店の人が似た製品をチョイスしてくれました。
半年くらい悩んでいる間に、製品が値下げして予算より500ドルくらい低くなったのはラッキーでした~。
でも、
番号が書かれた紙を手渡されて、「ハイッ、それじゃあこれを自分たちで取ってきてレジに並んでね(ニッコリ)」と言われたときには腰が抜けるほどたまげました。
日本のIKEAには行ったことがないのでどうなっているか知らないのですが、ブリスベン郊外にあるIKEAは展示場を抜けると天井の高い倉庫になっていて、そこから自分の必要なパーツを自分で取ってくる仕組みになっています(だから人件費が削減されて低価格なんですね<今頃気づきました!!)
ワゴンに乗せたパーツの山はめちゃくちゃ重くって、自分で持ち帰るのは到底無理なので配達を頼みました。
パーツは翌日には届き、オーブンなどの電気製品は今朝届きました!(^^)!
で、これが現在組み立てを待っているキッチンのパーツの山です(笑)
「パーツを手に入れる」という第一難関は無事突破しました。
ブリスベンにしてはきっちりと日付も守られ、届く前にはきちんと電話連絡もあって感動しました~。
で、
私はもうすぐ日本に一時帰国しますが、オットは、その間にキッチンのリフォームを終える!という計画らしいです。
・・・が、終わりっこないですよ^^;
ブリスベンではまだまだ1月の大洪水の影響が続いていて、腕の立つ大工さんたちは大忙しでなかなかつかまりません。
今年中にはなんとか終わればいいなぁ。と、気長に考えてます・・・(T-T)
と、いうわけで2ヶ月ぶりに東北大震災とは関係の無いブリスベンでの普通の暮らしの話を書いてみましたが、実は、日本への一時帰国を間近に控えて、私の中では再び〔震災〕が心を占めてきています。
どうしても暗い話ばかりに目が行ってしまいますが、私が暗くなっても誰にも何にも得にはならないので、あえて明るいほうに心を向けていきたいと思ってます!
KYOさん、お久しぶりです。KAZUさん帰ってきたら大忙しですね。人手が必要だったら連絡くださいってお伝えください。
▼moguriさん、
その節はお世話になっておきながらお礼もろくに申し上げないまま大変失礼しておりますm(__)m
実は、moguriさんに折り入ってお願いしたいことが・・・
そのうちオットから連絡行くかもしれません<そのときはよろしくお願いいたします!!